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両家顔合わせはなぜ行うのか?

両家顔合わせは、結婚が決まったふたりの両親が一堂に会し、婚約記念品を交換したり食事をしたりします。場合によっては、兄弟まで集まることもあるでしょう。両家顔合わせは結納ほど堅苦しくないので、結納の代わりに顔合わせ食事会をするカップルも増えています。両親同士の挨拶や、ふたりのこれからについて話し合えるいい機会です。
両家顔合わせの準備

両家顔合わせにはどのような準備が必要で、誰がセッティングするのでしょうか?これから結婚するふたりにとっては、自分の両親を相手の両親に紹介する大切なイベントです。まだ気心のしれた間柄ではないので、どちらにも失礼がないよう気を付けましょう。両家の両親に気持ちよく参加してもらうための準備や、準備を進めるうえで気を付けるポイントを紹介します。
両家の意向に沿ってスタイルを決める
顔合わせのスタイルは、両家の関係性や捉え方によってもさまざまです。男性側の父親または、結婚するふたりがセッティングすることが多いです。どのようなスタイルにするかは、両親の意見も聞いてふたりで決めましょう。服装も、スーツなどの正装の場合もあれば、カジュアルスタイルの場合もあります。どちらが正しいかよりも両家で服装や捉え方を合わせることが重要です。
両家の都合に配慮して日取りを決める
日取りは、両親の都合に配慮して提案します。家族のイベントや、仕事の繁忙期などは避けます。入籍や結婚式の日取り、両親のスケジュールなどを考慮して、まずはふたりで顔合わせの時期を決めましょう。ある程度日程を絞って、両親に提案するのがおすすめです。このとき、両家両親の希望日を聞くよりも、集まれない日を聞いた方が日程調整しやすいでしょう。
状況や利便性を踏まえて場所を決める
お互いの実家が遠方なら、平等に中間の地域で顔合わせを行うのがおすすめです。どちらかの実家の近くで行う場合は、相手が不満を抱かないか気を付けましょう。例えば、結婚式を新郎の実家の近くで挙げるなら、顔合わせは新婦の実家の近くにするなど、臨機応変に提案しましょう。アクセスの良さや、利便性を考慮して決めますが、一番大切なのは両家が納得する場所をチョイスすることです。
両家顔合わせで気まずくならないために大切なこと

学生時代からの付き合いなどでない限り、両家顔合わせがお互いの両親の初対面になります。これから結婚するふたりはもちろん、両親も緊張しているはずです。相手の両親がどんな人なのか、お互い期待と不安を抱いています。どちらかが気まずい思いをしないためにも、どのようなスタイルなのか、ふたりから両親にしっかりと伝えておきましょう。
服装を両家で合わせる
両家顔合わせは、かしこまったものから少しカジュアルなものまで、さまざまなスタイルがあります。結納のように服装に決まりがあるわけではないので、どのような装いで行けばよいのか悩みどころです。両家の捉え方が違い、当日の服装に差がでるとお互い気まずい空気になるかもしれません。食事会をするお店の雰囲気や両親の意見も参考に、当日はどのような服装で来てほしいか伝えておきましょう。
手土産の有無や費用を誰が払うか伝えておく
顔合わせは、両親同士の挨拶の場でもあります。地元の名産品などを、手土産として渡す場合も多いです。片方だけが用意していて気まずい思いをしないよう、事前にふたりから両親へ手土産の有無を確認しておきましょう。また、会食がいい雰囲気で終わっても、会計でごたつくと台無しです。お金の出どころはどこであれ、当日の支払いはふたりがするとスマートです。
両家顔合わせ食事会に適した会場とは?

両家顔合わせ食事会を成功させるには、会場選びも重要です。どちらかの自宅に招く場合もあれば、お店やホテルなどで行う場合もあります。会場選びは、自分たちの希望よりも両家両親に合わせて選ぶと好印象です。会場選びからふたりの気遣いが感じられれば、これから新しい家庭として自立するふたりに、両親も安心感を得られるでしょう。
どちらかの実家で仕出しを注文する
新郎側または新婦側の実家で行うこともあります。招く側は自宅なのでリラックスでき、招かれる側は相手の家庭を知ることができます。料理は、仕出し料理の注文がおすすめです。招く側が料理を手作りするのは負担が大きいうえ、招かれる側も気を遣います。また最近では、ネットで注文できるお祝い善もあるようです。両親の好みや準備のしやすさなどを考え、自分たちにあった料理をチョイスしましょう。
顔合わせプランのあるお店を利用する
顔合わせプランを用意しているお店もたくさんあります。レストランはもちろん、顔合わせから利用できる結婚式場もあります。自分たちが式を挙げる予定の式場で顔合わせも行えば、見学もできて喜ばれるでしょう。顔合わせプランとして、顔合わせにふさわしいコース料理や個室を用意しているお店もたくさんあります。静かな空間で落ち着いて食事ができた方が両家の親睦も深まりやすいです。
高級料亭や高級ホテルを利用する
高級料亭や高級ホテルは、サービスも行き届いており両家顔合わせにぴったりです。料理は、和風でも洋風でもコース料理を選びましょう。次々と料理が運ばれてくるので会話も弾み、ゆっくりと食事を楽しめます。また、顔合わせ食事会で利用することを伝えておけば、見合った料理を提案してくれたり、個室を用意してくれたりするでしょう。
両家顔合わせを盛り上げるためにできることは?

自分たちの両親が初めて顔を合わせる両家顔合わせは、会話が盛り上がるかどうか不安を抱く人も多いのではないでしょうか?顔合わせは両家の親睦を深められるいい機会です。ふたりの事前準備によって、とてもよい雰囲気の食事会にできるでしょう。これからよい関係を築いていくためにも、和やかな雰囲気で過ごせるようにふたりがすべきことを紹介します。
事前に両家の親の人柄や趣味を伝えておく
初対面の両家両親は、相手がどのような人なのか分からないので、なんの話をすればよいのかためらってしまいます。事前にふたりが相手の両親の人柄や趣味を伝えておけば、両親も話題を見つけやすく、安心して顔合わせに臨めるでしょう。また、避けたい話題がある場合も事前に伝えておくと安心です。ふたりが両家の架け橋となりましょう。
結婚するふたりである程度話題を考えておく
結婚式や新居など、これからのふたりの動向については、両親も気になっているはずです。両家が揃っている顔合わせ食事会はいい機会です。そこで相談や報告をすれば、話題にも困りません。また、当日の流れや家族のプロフィールが書いてある、顔合わせのしおりを作るのもおすすめです。それをきっかけに話が盛り上がるでしょう。ふたりである程度話したいことを考えておけば、沈黙を恐れることなく和やかに過ごせるでしょう。
両家顔合わせはふたりの配慮で両家に好印象を与えよう

両家顔合わせは、これから結婚するふたりの両親が揃う最初のイベントです。ふたりの配慮がお互いの好印象につながり、今後の関係性にいい影響をもたらすでしょう。日取りや場所決めなど決めることはたくさんありますが、両親の気持ちに配慮して決めていくのが大切です。両家の両親もふたりの結婚生活には、期待と不安が入り交じっているはずです。しっかりしたふたりの姿を見せて、両親に安心してもらいましょう。