「まったくタイプじゃないのになぜか気になる…」と感じている相手はいませんか?
「タイプじゃないと好きにはなれない」と絶対的なこだわりのある人もいれば、「タイプじゃないけど気になるからアプローチしてみよう」と前向きな人もいるでしょう。
中には「タイプじゃない人が気になってるけど、付き合って大丈夫か不安」と思い、アプローチするまでの一歩を踏み出せない人もいるかもしれません。
今回は、タイプじゃない人と付き合ってもうまくいくのか、そして付き合うことのメリットについて解説します。
目次
「好みのタイプ」とは、あってないようなもの
恋愛における「タイプ」は、多くの場合、交際を判断するための外見や第一印象のことを指します。この場合、その人と深く関わる前に得られる表面上の情報のみが判断基準で、具体的な相性や価値観などは含まれません。
そして男女問わず、見た目はもちろん話し方や声など、少しの会話で「好みのタイプ」かどうかを見極め、恋愛関係に発展できるかを判断してしまいがちな傾向です。
とはいえ、タイプとは容易に変化する可能性がある不明瞭なものです。以前思い描いていた「理想の恋人像」と、今の「好みのタイプ」が違うと答える人もきっと多いでしょう。
自分の年齢や精神状態でタイプが変わることも?
以前はこちらが世話を焼きたくなるような年下系がタイプだったけれど、「大人になりストレスが増え、包容力がある人に惹かれるようになった」というのはよくある例です。
ほかに「いつも隙のないコーディネートの人に憧れていたけれど、今ではありのままの姿を見せてくれる人が好き」と変化するケースも珍しくありません。
このように、好みのタイプとは年齢や精神状態に応じて変化するものなのです。
付き合った相手がタイプに変わることもある
「タイプじゃなかったけれど、付き合ってみたらとても相性が良かった」という場合もあります。外見はまったく好みではなくとも、性格や価値観、趣味が合う人であれば、一緒にいて楽しいと思うのが当たり前ですよね。
また、恋愛が発展して結婚を意識している人ほど、外見の好みよりも安心感を求める傾向にあります。
「タイプじゃないけど気になる」と思っているのなら、もう少し踏み込んでその人について知る努力をしつつ、自分の気持ちに正直に向き合ってみるのが得策です。
タイプじゃない人にアタックする3つのメリット
一目見て「タイプじゃない」と思った人でも、相手の内面を知るうちにイメージが変わり、どんどん好きになるケースは決して少なくありません。
ここでは、タイプじゃない人ともし付き合った場合、具体的にどのようなメリットが考えられるのかをご紹介します。
1. 第一印象とのギャップにときめく
社会人としての経験や年齢を重ねていくほど、あまり関わりのない相手には普段の自分を隠すようになり、表面上の付き合いに留める人が増える傾向にあります。
そのため深く向き合ってみることで、第一印象では知り得なかった相手の嬉しい一面を知る確率が高くなるといえるでしょう。
期待していなかったのに、実は理想のタイプにとても近い人だった!なんて嬉しい発見も珍しくありません。
他人に見せない表情を自分には見せてくれる特別感も味わえるでしょう。
2. 素の自分でいられる
見た目がタイプではない人と付き合うと、外見的要素をあまり気にすることなく恋愛を楽しめます。
「理想のタイプの人と付き合ったときに、相手に釣り合う自分でいるために努力するのが大変だった」という経験をした人もいるのではないでしょうか。それが自分にとって楽しいと思える要素なら問題はありませんが、疲れてしまう恋愛は基本的に長続きしません。
気負いしないでいつもの自分を出せる、そんな素の自分を好きでいてくれるという安心感は、大いに幸せを感じられるでしょう。
3. 内面を見ているため、長続きしやすい
タイプではない人と恋人関係になる場合、外見よりも性格や価値観などの内面を知って好きになるケースが多いです。
外見や第一印象に関係なく、内面的なことを重視して好きになった相手なら、より深い絆を築く近道となるのです。
特に結婚を意識した交際を望んでいるのであれば、内面重視で相手を選ぶのは重要なポイントでしょう。
タイプじゃない人と付き合う際の注意点
タイプじゃない人と付き合うことにはいくつかの注意点もあります。
本当に自分らしく過ごせる相手かどうかを見極めるためにも、以下のポイントを押さえておきましょう。
無理して好きなところを探さない
どうして惹かれているのかがわからないからといって、「好きになれる部分を探そう」と意気込んでしまったり、相手に合わせすぎたりすると、疲れてしまうかもしれません。
無理をせず、まずは自分らしさを大切にしましょう。
素の自分をさらけ出せて、ありのままの自分を好きになってくれる相手に出会うことが楽しい恋愛につながります。
時間をかける
今以上に相手の良いところを見つけていくためには、柔軟な心を持つことも大切です。
焦らずに、じっくり時間をかけてお互いを知るように心がけましょう。
急いで関係を進展させるのではなく、ゆっくりと信頼関係を築いていくことで、最初ははっきりと見えなかった魅力の部分が鮮明に見えてくるでしょう。
相手へのリスペクトを忘れない
「こうしてほしい」「こうであってほしい」などの理想を押し付けるのではなく、お互いの違いを尊重し、理解を深めることが大切です。
常にコミュニケーションを大切にすることで、余計な誤解や衝突を防いでいきましょう。
そして、万が一関係がうまくいかなかったときも「タイプの人ではなかったからだめだった」と思うのではなく、まずは自分らしさを尊重してくれていたかを思い返すようにしましょう。
タイプじゃない人となら、新しい発見があるかも
好みのタイプは好きになる可能性が高いというだけで、恋人関係になった場合に必ずうまくいくとは限りません。外見がタイプであっても、性格や価値観が合わずに長続きしないというのはよくあることです。
一方で、「タイプじゃないけど気になるな…」と思って付き合った相手の場合、外見に惑わされることなく徐々にその人の尊敬できる部分を知り、自分の「理想のタイプ像」が一変することもあるでしょう。
好きなタイプに囚われずに相手を見ることが、長続きする良い恋愛の秘訣と言えるのではないでしょうか。