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メンヘラの特徴や欲求とは?

「メンヘラ」とは、2ちゃんねるのメンタルヘルスの板で生まれたネットスラング「メンヘル」から派生した言葉です。現在では精神疾患を抱えている人や、かまってほしいアピールをする人を指す言葉として使われています。はっきりとした定義はなく、時代の流れとともにその意味合いも変化しているようです。ここでは、メンヘラの特徴や欲求について解説します。
自分の価値を相手基準で考えている
メンヘラだといわれる人は、自分に自信がない人が多いようです。誰かから褒められたり、心配されたりすることで自分の価値を見いだしています。そのため、常に自分以外の誰かから評価されないと不安になります。対人関係で落ち込むことも多く、かまってもらえないと「私は誰からも必要とされない」という思考に至り、心が病んでいきます。
自分の気持ちが伝わらないとヒステリックになる
メンヘラの人は、自分の意見を肯定してもらうことで、自分自身が受け入れてもらえたと感じるようです。自分の意見や感じたことを伝えたときに、相手に否定されると自分自身が拒否された気持ちになり、ヒステリックになります。そして、相手が自分の気持ちを理解してくれるまで訴え続けます。また、一度スイッチが入ってしまうと、冷静になるまでに時間がかかるので相手を疲れさせてしまいます。
病んでいるアピールをする
メンヘラは、誰かに心配してもらうことで自分の価値を確かめようとします。SNSや、返信をくれそうな人に直接連絡して病んでいるとアピールします。小さいことでも大げさに悲観し、自分の辛さを悲劇のヒロインのように主張することも特徴の一つです。しかし、かまってほしいだけでアドバイスや解決策が欲しいわけではありません。親身になって相談に乗った周りの人は、心配損と感じることも多いでしょう。
見返りを求める
メンヘラは、恋人や友達に尽くすタイプの人も多いようです。厄介なのは、自分が尽くした分相手からも尽くされたいと感じていることです。自分の思い通りにならないと「私はこんなに尽くしているのに」と怒りの感情に支配されます。見返りを求めるので、自分がしてあげたことを主張して、勝手に相手への期待値を上げていきます。
メンヘラとヤンデレの違い
メンヘラと同じようなニュアンスで使われる言葉で、「ヤンデレ」という言葉があります。しかし、ヤンデレの依存対象は恋人で、メンヘラの依存対象は自分以外の全員です。また、ヤンデレは恋人への独占欲などで精神が不安定になります。メンヘラは誰かにかまってほしい承認欲求などから、精神が不安定になります。情緒不安定なところは似ていますが、似て非なるものといえるでしょう。
相手をメンヘラ化させやすいメンヘラ製造機とは?

メンヘラになる原因には、その人の性格や育ってきた環境も大きく関係しているでしょう。しかし、付き合っていくうちに相手にメンヘラ気質を感じたなら、相手をメンヘラ化させやすいメンヘラ製造機になっているのかもしれません。メンヘラとばかり付き合っていて苦労している人は、一度自分の行動を顧みてみましょう。ここでは、相手をメンヘラ化させやすい人の特徴を紹介します。
面倒見のいい人
面倒見のいい人は、相談に乗るのがうまい人も多いでしょう。しかし、メンヘラ男性やメンヘラ女性にとっては、相談相手ではなく「自分の欲を満たしてくれる人」になりやすいです。親身になって相談に乗りアドバイスをしても響かないことが多く、相手をするのも疲れます。対処法は、連絡がきても、共感だけして早めにやり取りを終わらせることです。そうすれば、かまってほしいアピールは通用しないと気づくでしょう。
尽くしすぎる人
尽くしすぎる人は、多少のわがままも可愛いと感じ、結果的に甘やかしてしまう人が多いようです。メンヘラ気質の人に尽くしすぎてしまうと、「何をしても許してくれる人」だと勘違いされることもあります。そうなると、相手のメンヘラ気質に拍車をかけることになります。長い目でみると相手のためにならないことは、手助けしないように気を付けましょう。
メンヘラな恋人とうまく付き合っていくには?

メンヘラ彼氏やメンヘラ彼女の恋人は、付き合っていくうちに自分の心も疲弊します。相手の機嫌を損ねないように、自分のことよりも恋人を優先しなければならないからです。そうなると、仕事や友人関係にまで悪影響を及ぼす可能性もあります。恋人も自分の生活も大切にしたいなら、恋人のメンヘラ気質を改善する努力をしましょう。ここでは、メンヘラな恋人とうまく付き合っていくためのメンヘラ対処法を紹介します。
共依存をやめる
恋人がメンヘラだと、共依存に陥るカップルも少なくないようです。恋人の求めることに応えすぎて、自分を見失ってしまうとお互いが依存しあってしまいます。共依存に陥ると、いつでも恋人が最優先になり、仕事や私生活にも影響するでしょう。かまってほしいアピールをされても、好きな気持ちと優先すべきことは違うことをしっかりと伝えましょう。
安心する言葉かけや行動をする
メンヘラ女子やメンヘラ男子は、他者からどう思われているかを異常に気にします。恋人に対しても不安になることが多く、自分にどのくらいかまってくれるかで愛情を確かめがちです。恋人が不安を募らせないよう、日頃から愛情を言葉や行動で示すようにしましょう。安心感が得られると、ヒステリックを起こす頻度も減るはずです。
恋人の自己肯定感を上げる
メンヘラの特徴の一つに、自己肯定感の低さも挙げられます。自分の価値を自分では見いだせず、自信がありません。そのため、恋人にかまってもらえないと「自分は魅力がないんだ」と、嘆いたり不安になったりするようです。恋人が自信を持てるよう、長所をたくさん伝えてあげましょう。自己肯定感が上がれば、彼氏・彼女の行動一つで落ち込む頻度も減るはずです。
自分が傷ついたことはしっかり伝える
メンヘラは、相手が許してくれるかどうかで、愛情を確かめることがあります。例えば、ひどい言葉を投げかけても、許してもらうことで愛情を感じたり安心感を得たりします。問題は、相手を傷つけていると自覚していないことです。傷つけたことを自覚しないと、同じことが繰り返されます。お互いが冷静になったときに、傷ついたことをしっかり伝えましょう。
恋人のメンヘラ気質を改善して幸せな恋愛をしよう

付き合った人がメンヘラだったとしても、すぐに嫌いになれるほど気持ちの整理は簡単ではないでしょう。時間はかかりますが、原因を理解し不安を取り除いていけば、メンヘラ気質の改善につながります。お互いに試すような言動や行動をせず、本音を話し合える関係性を築いていくことが大切です。そうすれば、メンヘラ気質の改善につながり、幸せな恋愛へと変化していくでしょう。