依存体質な人の特徴とは?原因となる背景や治し方について解説

依存体質とは

依存体質とは

依存体質とは、自分の言動に自信が持てず周囲の誰かに判断を委ねたり、一人では行動できなかったりする依存心が強い人を表します。依存対象物は人それぞれですが、依存体質の人が依存から抜け出すのはかんたんなことではありません。物質的依存にはタバコ・酒・薬物など、行為的依存にはショッピング・ギャンブル・SNSなど、対人依存(共依存)には親子・恋人・友人などが挙げられます。

愛情不足や自分への自信のなさが原因

依存体質は、幼少期の家庭環境や親からの愛情不足によって、自分に自信を持てないことが原因でなる傾向があります。反対に、親から過剰なまでの愛情が注がれていても、愛情に対する認識がズレてしまうことがあるでしょう。愛情不足も歪んだ愛情も、認められたり受け入れてもらえたりする経験の乏しさにつながるので、大人になっても人や物との適度な距離感が保てなかったり、自信のなさを依存行為で補おうとします。

嫌な環境や出来事から依存対象物に救われた経験がある人がなりやすい

誰でも仕事やプライベートで嫌なことがあると、ストレスを吐き出すために愚痴を聞いてもらったり、飲み会に参加したりして気分転換をすることがあるでしょう。しかし、依存体質の人は、ストレス解消のためにした行為そのものが、自分を嫌な環境や出来事から救ってくれた存在だと錯覚する傾向があります。ネガティブな感情が解放されて気持ちがすっきりする感覚を、嫌な出来事がないときにも求めるようになってしまったら、依存体質になりつつあるので注意が必要です。

日常生活に支障をきたす場合は医療機関へ相談を

依存体質の程度が極端にひどく、日常生活にまで支障をきたす場合は、依存症と診断されるケースもあります。依存体質の人にとって依存対象物は心の拠り所です。自立しようとしても、何か嫌なことがあるとまた頼ってしまったり、他者に対象物との関係を絶たれそうになると、必死に繋ぎ止めようとしたりする傾向があります。日常生活に支障をきたす場合は、医療機関へ相談してみるといいでしょう。

依存体質な人の特徴

依存体質な人の特徴

自分の依存体質度は、依存体質な人の特徴にどの程度当てはまるか依存体質診断をすれば分かるでしょう。依存体質=依存症ではないですが、自分の性格のどんな部分が当てはまるのか、傾向を知っておくだけでも依存行動をセーブできることがあります。自分の行動や判断に自信を持てるように、生活面で意識して過ごすことが大切でしょう。

寂しがり屋で束縛気質

依存体質な人は寂しがり屋な人が多く、独りでいると突然孤独感や虚無感を感じることがあります。相手に嫌われたくない、自分のことだけを見てほしいという気持ちが強かったり、相手にどう思われているかが気になりすぎたりして束縛してしまうでしょう。不安な気持ちを軽くしたくて依存しますが、相手の生活を干渉してしまっていることに気付かずエスカレートする傾向があります。

承認欲求が強いが依存対象物に対しては頑固

依存体質な人は、人に認められたい、肯定されたいという承認欲求が強い特徴があります。他人からの評価=自分の価値だと感じやすいので、誰にも必要とされないことに耐えられず、嫌なことも断れない一面があるでしょう。しかし、依存体質な人は、自分の依存対象物に対しては自分の気持ちを曲げない特徴があります。自分で依存行動は良くないと分かっていても、周りの人にアドバイスされても、自分の依存心を押さえられないのです。

問題や困ったことが起こるとすぐに人を頼る

依存体質の人は自分の意志に自信が持てない傾向があるので、問題や困ったことがあるとそれが些細なことでもすぐに人に相談したり助けを求めたりする特徴があります。相手にとって望んだ答えだったか、期待に応えられているか常に不安を感じているでしょう。自分で結論を出せず、すぐにアドバイスをもらいたがる人は依存体質の素質があるといえます。

自己肯定感が低く物で愛情を釣る

人に対する依存体質の人は、依存している相手に好かれるために頻繁にプレゼントをしたり、奢ったりして貢ごうとする特徴があります。嫌われないために必死なので、相手のためにお金を出すことに抵抗がありません。相手への愛情の深さは、自分が相手のために払った値段に比例すると考えがちです。無理をしてまで高価な贈り物を用意したり、相手のために高級ブランドの洋服や所有物で着飾ったりして、破産してしまう可能性もあるため注意が必要です。

SNSや電話などで誰かとつながっていないと不安になる

依存体質な人は、男性・女性ともに依存対象の人に対する独占欲が強く、相手のスケジュールや行動、人間関係などを把握したがる傾向があります。相手が今どこにいるのか、何をしているのか気になって仕方がないため、SNSを細かくチェックする特徴があるでしょう。また、連絡の返信が少し遅いだけで不安になるため、安心感を得ようと何度も連絡する結果、相手の重荷になってしまうケースもあります。

依存体質の治し方

依存体質の治し方

依存体質を治すためには、自分に自信を持ち、自己肯定感を上げることが重要でしょう。常に不安を抱えている精神状態が、依存対象物への執着心を強めてしまいます。依存対象物との物理的な距離を置くことが手っ取り早いですが、心の拠り所を奪われた感覚に押しつぶされそうになる可能性もあります。まずは、一人の時間を充実させたり、自分で自分を認めてあげる経験を積み重ねることが大切でしょう。

依存対象物と物理的に距離をとる

依存体質を治すためには、依存対象物に頼れない環境を作る方法があります。しかし、これまで依存対象物があったからこそ保たれていた精神状態が壊れてしまう可能性もあるため、少しずつ慣らす必要があります。時間が経てば依存対象物と離れられる時間を増やせるケースもあるので、自立心が芽生えるよう無理のないペースで物理的に距離をとりましょう。

小さな成功体験を積み自分に自信を持つ

依存体質な人は、自分の劣っている部分やできなかった点に注目してしまう傾向があります。「なんでできないんだ…」「どうせ自分なんか…」と、自分自身を責めてしまう一面があるので、自己肯定感を高めるために成功体験を積み重ねましょう。その際、目標設定を低めに立てることがポイントです。成功体験を繰り返していけばポジティブな思考に変わっていくので、依存体質の克服に近付けるでしょう。

客観的に自分を見つめて苦手なことと好きなことをはっきりさせる

依存体質な人は、自分が何に不安を感じているのか、なぜ依存してしまうのかを分かっていないケースも多い傾向があります。漠然とした不安感は依存心をより強めてしまうので、あなた自身が苦手なことや好きなことを見つめ直せるように書き出してみるといいでしょう。自分のことを客観視できると、不安の元が明確になります。自分自身でもはっきりしていなかった心理などを明らかにできると、依存体質を解決するためのヒントが見つかるかもしれません。

依存体質を治して自分に自信を持とう

依存体質を治して自分に自信を持とう

依存体質は治したくても自分の気持ちがついていかないことも多いため、つらい思いをしている人もいるかもしれません。依存体質を治すには、自分自身の性格を知り、上手く付き合うことが大切です。依存対象物との距離を無理のないペースでとっていったり、小さな目標設定でも達成できたら自分のことを褒めたりするクセをつけることが重要でしょう。

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