バツイチであることを大好きな恋人に伝えるのは、多くの人にとって難しい問題です。「いつ伝えるか」「どんなふうに伝えるか」と悩む人も多いのではないでしょうか。
「タイミングを見失い、なかなか伝えられずに何年も経ってしまった」なんてことになると、相手との信頼関係にヒビが入ってしまうことも。
適切なタイミングで伝えられると、相手と信頼関係を築きながら自分らしい恋愛を進められます。そこで今回は、バツイチを伝えるときのタイミングやポイントについてご紹介します。
目次
「バツイチ」を伝えておかないのはどうしてNG?
真剣交際をする恋人同士の間で、「過去を隠すことは誠実でない」と感じる人は少なくありません。
今はバツイチであることを隠し通せていたとしても、将来を考える二人ならいずれどこかのタイミングで発覚するものです。もしも友人や家族など、本人ではない人物からバツイチであると聞かされてしまったら、「信頼されていなかった」「隠し事をされていた」とショックを受ける人も多いのではないでしょうか。
だからこそ、自分の口から誠実に伝えることが大切。過去の結婚経験、離婚に至った経緯や、今の自分にどのような影響があったかなどを話すことは、結婚に対する価値観を共有できる大きなチャンスともいえます。
そうした価値観の共有、擦り合わせは二人の幸せな将来のためにも重要な過程といえるでしょう。
バツイチだと伝えるメリット
バツイチであると伝えたほうが良いと思っても、実際に話を切り出すときには勇気がいりますよね。ここでは、次のステップに進む背中を押すための、バツイチを伝えるメリットについてご紹介します。
過去の経験を共有できる
過去の結婚生活での経験や学びを共有できます。今後の二人のトラブルに対応する能力が高まっているのは大きな強みともなるはずです。
それに、先に自身の過去を打ち明けることで相手も自分の過去を開示しやすくなるでしょう。
お互いに信頼できる深い関係を築くきっかけを作れることは、大きなメリットといえるのではないでしょうか。
好きな気持ちに自信が持てる
バツイチであることを早めに正直に伝えることで、後ろめたい気持ちがなくなり、新たな恋愛に対する安心感を得られます。
後ろめたい気持ちがあると、相手の不信感にもつながりやすくなり、不必要な言い合いが生じるリスクもあるでしょう。
二人の中の透明性が高まれば、今以上に自信を持って相手の事を愛していいんだと思えるようになるはず。隠し事から解放されれば、心から恋愛を楽しめるようになるでしょう。
バツイチを伝える3つのタイミング
一番に悩むのが、「バツイチ」であることを伝えるタイミングなのではないでしょうか。
ここでは、打ち明けやすいベストなタイミングを3つご紹介します。
1. 出会ってすぐ
出会ってすぐに伝えることで、誠実な印象を与えられます。交際前からバツイチだと打ち明けておけば、結婚への考え方や価値観を知った上で交際をスタートできるのもメリットでしょう。
ただし、中には結婚経験がある人は恋愛対象外という人もいるかもしれません。余計な先入観を与えたくないと思うなら、親密になるまでは伝えることを避けても良いでしょう。
2. 結婚に関する話題になったとき
結婚観や将来の話が出たときは、バツイチであると伝える自然なタイミングです。
会話の流れに沿ってベストなタイミングで打ち明けることで、相手も真剣に受け入れやすくなるはずです。
その場で相手の不安を解消できるように、なぜ離婚に至ったのかをきちんと説明しておけば余計なすれ違いや喧嘩も未然に防げるでしょう。
3. 深い話ができる関係になってから
ある程度付き合って、お互いの価値観や人生観を共有するような深い関係になったタイミングで伝えるのも良いでしょう。あなたの人となりを理解している状態であれば、その分だけ相手の不安や驚きを減らせます。
とはいえ相手によっては、「信頼してるからこそもっと早く打ち明けてほしかった」といわれる可能性も捨てきれません。そんなときには今までどうして言い出せなかったのか、相手が納得するまで真摯に伝えられるように準備しておきましょう。
バツイチを伝えるときの3つのポイント
あまりにも深刻な雰囲気になってしまうと、その分だけ相手も重く受け止めてしまうかもしれません。
相手に前向きな捉え方をしてもらうためにも、バツイチだと伝えるときに押さえておくと良いポイントを3つご紹介します。
1. ポジティブに伝えよう
バツイチだと伝えるときは、なるべくポジティブに伝えましょう。
たとえ過去の結婚が大きな失敗だったとしても、ネガティブに捉えすぎず「自分が成長するきっかけになった」「離婚から学んだことが多い」という話し方のほうが良い印象を与えられます。
結婚に対する否定的な発言や、前のパートナーをあまりにも悪く言うことは避けるべきです。
2. 簡潔に話そう
詳細すぎる説明は相手が混乱したり、重く感じたりしてしまうかもしれません。
事実のみをなるべく簡潔に、そして誠実に話すことを心がけましょう。
もしも追加で過去の結婚に関する質問をされた場合、ごまかしたり隠したりせず、必要な情報のみを冷静に答えるよう努めてください。
3. 相手の反応を受け止めよう
突然バツイチだと知ったとき、相手は動揺している可能性があります。
目に見えて驚きや不安を感じているようであれば、「どう思った?」と相手の意見に耳を傾けて、常に寄り添う姿勢を見せましょう。
大きなショックを受け、感情的になって別れを告げられるリスクが無いとは言い切れません。
そんな展開になりそうなときでも努めて冷静に、「あなたとの将来を考えているからこそ伝えた」「大切に思っているから隠し事をしたくない」と相手を思う誠実な言葉を伝え続けましょう。
あなたの人生をいつでも前向きに捉えよう!
恋愛においても、自分の過去のことは誠実に、かつ冷静に相手へ伝えるのが重要です。
それに、バツイチは決してネガティブなことばかりでなく、自身が大きく成長するための良いきっかけとなった出来事のはず。そして常に前向きに、笑顔を絶やさない人はどんな過去があったとしても魅力的に映るものです。
勇気を持って過去を開示すれば、大切な恋人とより深い信頼関係を築くことができ、その先には末長い幸せが待っているはずですよ。