結婚式やパーティーなど、特別な場に欠かせないタキシード。いざ着る機会が訪れると「自分は似合うのかな?」と悩む人も多いのではないでしょうか。
実は、タキシードが似合うかどうかは体型だけで決まるものではありません。サイズ感や選び方、小物の使い方を工夫すれば、どんな体型でもスタイリッシュに着こなせるんです。
今回は、「タキシードが似合う人」になるためのポイントを徹底解説しちゃいます!
目次
タキシードが似合う人ってどんな人?
それでは早速、タキシードの歴史背景から似合う人の条件まで詳しく探っていきましょう。
タキシードの歴史と特徴
タキシードは元々、19世紀にイギリスの上流階級で生まれた正装スタイルです。
スーツにも似た装いですが、普段慣れ親しんでいるスーツとは形や生地、格式が異なり、世界共通のフォーマルな装いにも指定されているのが特徴です。
今では結婚式やパーティーなど、フォーマルな場での出番も多いことから「男の勝負服」ともいわれています。
体型は関係ない!?「誰でもタキシードが似合う」理由
タキシードというと、モデルのように背が高くスラッとした男性しか似合わないと思っている人も多いのではないでしょうか。
しかし実際は、背の高さや体型だけが「似合う・似合わない」を左右するわけではありません。
大切なのは、自分に合ったタキシードを選べているかどうか。例えば背が低めの人は脚長効果を意識したショート丈ジャケットが映えますし、体格が大きい人は、シンプルなデザインでまとめるとスッキリして見えます。
「スタイルがよくないから…」と着る前から諦めるのではなく、まずは自分の体型に寄り添った選び方を意識してみてください。
体型別!ダサいと言わせないタキシードの選び方!
先述した通り、体型に応じた工夫をすることでタキシードはより自然に似合うようになります。
まずは以下で紹介する選び方をぜひ参考にしてみてください。
背が低めの人は「縦長シルエット」を意識
身長が低めの人は、全体が重く見えてしまうような着こなしにならないよう注意してください。
ジャケットはショート丈で腰の位置を高く見せ、細めの下襟で縦のラインを強調するとスタイルアップ効果が抜群です。
パンツ丈は必ずジャストに整え、裾が余ってだぶつかないようにしましょう。
背が高くて細身の人は「立体感」をプラス
高身長で細身の人は、一見タキシードが似合いそうですが油断すると「華奢で頼りない」印象に見えてしまうことも。
そこで、厚みのある生地や光沢感のある素材を選ぶと効果的に立体感を生み出せます。
さらにダブルジャケットを取り入れれば、胸元にボリュームが出てバランスも良くなりますよ。
ガッチリ体型の人は「サイズ感」でスマートに
肩幅や胸板がしっかりしている人ほどつい大きめのサイズを選んでしまいがちですが、実はそれは逆効果。ジャストサイズを選ぶことで体格の良さを活かしつつ、洗練された印象を作れます。
濃い色味のタキシードは引き締め効果があり、さらにシングルブレストのデザインを選べばスッキリとしたシルエットを演出できるでしょう。
お腹周りが気になる人は「視線をずらす」工夫を
お腹周りが気になる男性におすすめなのは、ベストやサスペンダーを取り入れるスタイル。ウエストラインを自然にカバーできるだけでなく、全体のラインを美しく保てます。
また、Vゾーンを深めにとることで視線を上に集めれば、気になる部分が目立ちにくくなってスリム効果を期待できます。
それでもタキシードがダサく見えてしまう原因は?
タキシードは、せっかく体型に合ったものを見つけても着こなし・身だしなみが不十分だと「ダサい」と思われてしまいかねません。
ここからはダサいと思われがちな2つのポイントをご紹介します。
身だしなみのチェックが甘い
髪型が乱れていたり、ひげの手入れが不十分だったりすると、そのアンバランスさからダサいイメージを抱かれてしまうかもしれません。
タキシードのエレガントさを活かすには、「普段から身だしなみに気を配っている」というこなれ感を演出するのも大切です。
また、気を抜くとポケットに手を突っ込んだり、猫背になったりしてしまう傾向はありませんか?
ポケットに手を入れていると行儀が悪く見えますし、猫背は自信がない印象を与えてしまいます。
派手すぎるorこだわり不足
タキシードはあくまで「控えめな上品さ」が大切。柄物のシャツや派手な色のネクタイをチョイスすると、せっかくのフォーマル感が台無しになりかねません。
タキシードはシンプルなコーディネートでも十分に映える衣装ということを念頭に置きましょう。
また、せっかく体型に合ったタキシードを選んだのなら、足元や持ち物まできちんとそれに見合ったものを身につけましょう。上質な革靴でも、ツヤがなく汚れていないかチェックしてください。
ワンランク上の着こなしに!タキシードに合わせる小物の選び方
最後に、タキシードをワンランク上に見せる「小物の選び方」をご紹介します。
細部にまで気を配れば、さらに洗練された印象になりますよ。
- ネクタイ
フォーマル感を出したいなら蝶ネクタイが定番。基本は黒ですが、シーンによってネイビーやボルドーを選んでも素敵です。
- ポケットチーフ
シンプルな白のリネン素材は万能。華やかさを足したい場合はネクタイと色をリンクさせると◎。折り方によって雰囲気も変えることもできます。
- カフスボタン・時計
派手すぎないシルバーやブラックを選ぶと上品にまとまります。腕時計は細身のドレスウォッチがベストです。
- 靴
黒のストレートチップやプレーントゥが基本。必ず磨いてツヤを出しましょう。タキシードには「足元までフォーマル」が鉄則です。
- メガネ
メガネは細フレームやクラシックデザインを選ぶと相性抜群。また、歪みにくいレンズを使用すれば裸眼とのギャップを軽減できるのでおすすめです。
どんなタキシードが似合うかは人それぞれ!自分に合った着こなしを探してみよう!
タキシードが似合うかどうかは「体型の良し悪し」で決まるわけではありません。
大切なのは、自分に合ったタキシードを選ぶこと。サイズ・姿勢・清潔感、そして体型に合わせた工夫をすれば、誰でもスマートに着こなせます。
また、小物選びでさりげなく個性を出せば「洗練されている」と周りから一目置かれるかもしれませんよ。今回のコラムが、タキシードを格好よく着こなすための教科書になれば幸いです。





