結婚後、後悔しないための二人の「ライフプラン」どう考える？

結婚は人生の一大イベントであり、二人の新しい生活のスタートとなりますよね。ただし、その後の人生を共に楽しく歩んでいくためにはお互いの価値観や将来の目標などを共有して、円満な家庭を築くための「ライフプラン」を二人でよく考えておくことが必要です。

ここでは、結婚後に後悔しないための二人の「ライフプラン」をどう考えたらよいのかについて、「経済面」「キャリア」「家庭生活」の3つの側面に分けて具体的にご紹介いたします。結婚を機に新しいスタートを切る二人が、幸せな未来を築くための参考になれば幸いです。

【経済面】のライフプラン

結婚後の生活を安定させるためには、経済的な計画が欠かせません。

夫婦での収入や支出を把握して、将来のための貯蓄や投資などについて話し合うことが重要です。毎月一定額を貯蓄し、リスクを分散させた投資を行うことで、将来的にも経済的安定を図れます。そのためどのくらいの収入や支出があり、どれくらいを貯蓄や投資にまわせるのかを具体的に考えておきましょう。

また、今まで生活してきた環境の違いで、家賃や光熱費などの固定費、食費など、どうお金をかけるかについての考え方は異なってくるはず。そのことを十分に理解したうえで、仲良く安心して生活をしていくための後悔ないプランを二人でよく話し合いましょう。

住宅ローンや子どもの教育費など、大きな支出についても計画的に考える必要があります。

さらにはライフイベントに備えるための資金の準備だけでなく、予期せぬ出費に備えるための緊急資金も重要です。

病気や事故、失業などの緊急事態でも、できる限り慌てずスムーズな話し合いを心がけたいですよね。そのためにも、数か月分の生活費を予め貯めておくことがお互いにとって安心であり、理想的とされています。

結婚後は、夫婦それぞれの仕事や家庭での役割をどのようにしていくか話し合い、二人で協力して生活することが大切です。

まずはそれぞれのキャリアプランを共有して、サポートし合える体制を考えていきましょう。お互いの目標や希望を理解し、それに向けた支援を行うことで、より良い関係を築けますよ。

近年、多くのご家庭が共働きとなっています。仕事と家庭の両立を図るためには、夫婦間での協力が不可欠です。

また、キャリアを追求する一方で、家庭の時間を大切にすることも求められています。テレワークやフレックスタイム制度を設けている企業も増えており、それらを利用することで仕事と家庭の時間が調整しやすくなっています。

育児・介護休業法も改正されており、子どもを育てながらも仕事ができる環境になりつつあるため、それらを将来どのように活用していくのか前もって考えておきましょう。

もしも「仕事を続けたい」彼女と「家庭に入ってほしい」彼氏で意見が食い違っているのなら、今のうちに定期的に話し合って最善の方法を導き出しましょう。

結婚後もお互いの夢や目標を大切にし、共有することは大切です。将来の家庭生活の計画や目標も、夫婦で話し合って共通のビジョンを持つことで、より強い絆を築けます。

たとえば将来、子どもがいる生活を送りたいのか、いつ頃、何人希望しているのか、どのような教育をさせたいのかなど具体的に考えましょう。

また、ペットは飼いたいのか、親と同居したいのかなども、どう考えているのか共有しておくことが重要です。

そしてマイホームについても、戸建てかマンションか、予算はいくらまでか、いつ頃購入したいのか、どのあたりにどのような家を建てたいのかなど具体的に考えを共有しましょう。

さらには定年後の生活や老後の資金計画なども、長期的な視点で考えることが重要です。

結婚後のライフプランを考える際には、以下のように段階的に計画を立てることがポイントです。

お互いの価値観と目標を共有しましょう。
結婚してから後悔しないように、将来の夢や希望、キャリアプラン、家族計画などについて事前に話し合うことも大切です。
収入や支出、貯蓄、借入金など二人の経済状況を明確にしましょう。
それらをふまえつつ、毎月の予算をどのようにするのか話し合って設定します。
お互いの金銭面を把握してきたら、将来の大きな支出（マイホームの購入、教育費、老後資金など）に備えるための貯蓄や投資の計画も考えましょう。
それぞれのキャリアと家庭生活のバランスを取るために、役割分担や働き方についても話し合いましょう。
仕事と家庭の両立を図るために、家事や育児の分担をどのようにするのか話し合い、互いにサポートし合う体制を整えます。