みなさんは、結婚式にどのようなイメージがありますか?
家族や友人を招き、新しい門出を報告するための正式な場と捉えて重要視している方は多くいるでしょう。
その一方で、晩婚化の影響やカップルの背景に合わせてウェディング事情には様々な変化が見られます。
開催の規模や挙式スタイルも多様化しつつある中、今回は【40代で結婚するカップル】に向けて、大人のウェディング事情を詳しくご紹介します。
目次
40代の大人ウェディングの特徴5選!
ある程度の年齢を重ねてから生涯を共にするパートナーを見つけた場合、華やかなウェディングをするのは恥ずかしく感じたり、自分たちの雰囲気に合わないと感じたりする方もいるかもしれません。
実際に、40代でウェディングを決めたカップルにはどのような傾向があるのでしょうか。
以下ではよく見られる5つの特徴をご紹介します。
1. 式場は高級感を重視する
大人ならではの落ち着いた雰囲気を作るために、洗練された高級感のある式場が選ばれる傾向です。
これまでに培った様々な経験を反映させられるように、式場でもレストランでも外観や内観、サービスや対応の質を優先してゆっくりくつろいでもらえる式にしたいと考える方が多いでしょう。
2. 料理・ドリンク選びにこだわる
披露宴の料理は、ゲストへのメインのおもてなしです。
あるデータでは、40代のお二人のウェディングの場合、40%以上が格式のある料亭や本格派のレストランを会場に選んでいるのだそう。
料理の質を重視することで広い世代に満足してもらえるだけではなく、ゲスト同士の会話も弾みやすくなるでしょう。
3. 定番にとらわれない
様々な考え方が尊重される時代だからこそ、それまでの式の定番は一旦忘れてより自分達らしい内容を詰め込むことが良い結婚式にするための秘訣です。
たとえば結婚式は余興があることも多いですが、大人のウェディングでは余興をしないという選択をするお二人が増えるでしょう。
40代になると、出席してくれる知人や友人にはできる限り負担をかけず、ゆっくりと会話を楽しんでもらうスタイルを希望するようです。
4. 家族に配慮したウェディングスタイル
挙式から披露宴までの参列はゲストを長時間拘束させてしまうので、人によっては大きな負担になりかねません。
高齢の家族・親族に配慮して、ウェディングスタイルをシンプルなプランにするのも大人の選択です。
まずは家族だけのリゾート挙式を行い、後日改めて披露パーティーを行うスタイルも良く見られます。
5. フォトウェディングも人気!
40代のカップルにフォトウェディングが人気の理由としては、「結婚式は気が引けるけれど記念写真で思い出を残したい」「再婚だから派手なことはしたくないけれど新たな門出を祝いたい」などが挙げられます。
また、InstagramをはじめとするSNSの写真文化がさかんなことも要因の一つでしょう。
二人の特別な日を美しく残せるため、一生に一度の晴れ姿だけでも周囲へ手軽に報告しておきたいという場合でもピッタリです。
40代の花嫁におすすめのウェディングドレス
ここでは、年齢を重ねた40代だからこそ似合う、上品かつ大人の魅力を引き出せるドレス選びについて詳しくご紹介します。
上質な生地を選ぼう
大人の魅力を最大限に引き出すためには、できる限り上質な生地のドレスを選びましょう。
以下が、ドレスにおすすめな高品質の生地とその特徴です。
おすすめのドレス生地
- シルク:上品な光沢で、高級かつエレガントな美しさを際立たせます。
- サテン:シルクよりも光沢があり、華やかな美しさを演出できます。
- シフォン:柔らかく、女性らしい雰囲気を出すのに最適です。
洗練されたデザインを選ぼう
ドレスのデザインの種類は幅広くありますが、大人っぽさを重視するなら以下のようなデザインがおすすめです。
- Aライン
- マーメイドライン
- スレンダーライン
- エンパイア
これらのドレスは大人の洗練された美しさを表現しやすく、かっこよく凛とした雰囲気を効果的に演出できます。
どんなデザインなら体型をカバーできる?
ウェディングドレスは肌の露出が多いため、昔のような体型を維持できておらず見え方を気にされる方も多いのではないでしょうか。
ぽっちゃり体系が気になる場合、Aラインでハリのある素材のドレスならスタイルアップ効果を期待できます。また、オフショルダーのデザインを選ぶと、女性らしさを表現しつつ腕周りをカバーできますよ。
華奢になってしまった体型が気になる方には「スリーブ付き」のデザインがおすすめ。スリーブ付きのドレスは腕だけでなくデコルテや肩まわりも綺麗にカバーしてくれるので、華やかさをスムーズに引き出してくれるでしょう。
40代の大人花嫁に似合う和装の選び方
ウェディングドレスについて詳しくご紹介してきましたが、「今からドレスを着るには抵抗がある」「年齢的に似合うかどうか心配…」と感じる方には、大人の落ち着きや品格を美しく演出できる和装スタイルも良いでしょう。
以下が、40代にもおすすめしたい和装の種類や特徴です。
- 白無垢:最も格式が高い正礼装。洋髪や襟周りに色柄をあしらったモダンスタイルも人気。
- 色打掛:華やかな色が特徴で、日本刺繍の上質感・高級感が大人花嫁にピッタリ。
- 引き振袖:長い袖を引く婚礼和装。黒以外にモダンでアンティークな柄を選ぶ花嫁も増加。
自分に似合う、和装選びのコツ
金糸銀糸の刺繍があれば華やかな印象に、「紅裏」「赤こぶき」などで裏地や襟元・裾に赤を合わせれば、全体を引き締めた印象に着こなせます。
また、和装も体型・年齢・顔立ちによって似合う種類が異なりますので、衣裳選びは周りの意見も適宜取り入れてみると良いでしょう。
色打掛を選ぶ場合、事前にパーソナルカラー診断をしてご自身に合う色を知っておくのもおすすめですよ。
色合いや生地選びでも印象が変わる?
白無垢は、真っ白・オフホワイト・生成りの3種類のトーンがあります。ご自身の肌から浮かず、明るく見せることのできる色合いを選びましょう。
また、軽い素材の生地では安っぽい印象を与える場合も。客観的にチェックした際の見栄えにも十分注意してください。
二人らしい新たな門出を
以前は大勢のゲストを招いた豪華なウェディングが主流でしたが、近年は人数や定番に囚われない自分達らしいスタイルが増加しています。
そして大人のウェディングは、食事にこだわったり少人数であったりと、ゲストとゆったり親睦を深められような雰囲気重視のスタイルが人気でしょう。
両親や世間の意向を汲んで決めていくのではなく、自立した二人が相談して作り上げたウェディングで新たな門出を周りに伝えられたら素敵ですね。