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出不精の意味と読み方は
漢字で出不精と書いて、でぶしょうと読みます。この言葉の意味は、家から出たがらない、外にあまり関心がなく家で過ごすことが多い人をいいます。出無精の漢字で同じ意味で使うこともありますが、不精も無精も意味は一緒のためどちらの字を書いても間違いではありません。一般的には出不精の漢字を使うケースが多いでしょう。「あの人は出不精だからいつも家で食事をしたがる」などの使い方をします。
出不精の人はどんなタイプ?
周りに出不精と表現したくなる人はいますか?またコロナ禍で家にこもる生活に慣れてしまい、「もしかすると自分が出不精かも?!」と思っている人もいるかもしれません。出不精の特徴は、偏差値の高い勉強ばかりしている頭でっかちな人や、地方出身で方言や言葉遣いが人と違うのがバレるのが嫌で家から出ないおとなしい人などをイメージするかもしれません。しかし、意外と普通の生活を送っている人の中にも出不精はいます。
家から出るのが億劫
単純に休みの日は家から出るのが面倒と考える人は出不精といえるでしょう。「メイクをしたくない」、「出かけるために部屋着やパジャマから着替えるのが面倒」など外出するための準備が面倒くさいと感じて家で過ごそうとします。テレワークで仕事も自宅で行う人の場合は、生活も職場も家が拠点になるため、ほぼ家で過ごす生活を送る人もいるでしょう。
買い物はネットで済ませる
インターネットが普及している現代は、ほとんどの情報をインターネットから得られます。ショッピングも食材や日用品からファッション、電化製品までほぼすべてのものをインターネットを通して手に入れられます。外に出ることなくお気に入りの商品をインターネットで購入し家で楽しく過ごしている人は出不精な人といえます。
仕事など移動は車が好き
外出しないわけではないけれど、移動するときは車や自転車などを使って公共の交通機関を使わない人も出不精の気質があるかもしれません。「満員電車は、混んでいて機嫌が悪くなるからいや」という人もいますが、公共の交通機関には多くの知らない人が同乗しています。大勢の見知らぬ人と同じ空間にいるのがいやなタイプは、自分の好きなコミュニティだけと関わりたい心理的出不精な人といえるでしょう。
デートはどちらかの家で
恋愛相手がいる人でも出不精な人はいます。「デートに出かけるのは今一歩気が進まない」と言い、彼氏か彼女の家で過ごしたがります。二人とも出不精ならば問題ありませんが、どちらかがたまには外に出かけたいと考えるタイプだと、出不精の恋人に不満を覚えるかもしれません。
出不精になる人の心理とは
出不精になる人の心理を探ってみましょう。特別社交性がないわけではない人の中にも、家でくつろぐのが好きな人やもともと友人が少ない人など出不精な人はいます。また、部屋着から外出着に着替えるのが面倒、節約したいからあまり出かけたくないなど、出かけたくない理由はさまざまです。
家が大好き
家が快適で居心地がいいと思う人は、ついつい出不精になってしまいます。「わざわざ出かけなくても家で作る自分のごはんが美味しい」、「映画館ではなく家でゆっくり映画をみた方が楽しい」など、家が自分にとってベストな場所だと感じていると外に欲求が向かなくなってしまうのでしょう。
支度をするのが面倒
出かけるとなると、支度をしないといけないから出不精になってしまうという人もいます。「着替えるのが面倒」、「シャワーを浴びたり、顔を洗って支度したりするのが億劫」など、リラックスしているお家モードを外出のために切り替えたくない心理が働くのかもしれません。
お金を使いたくない
余計なお金を使いたくないと考える節約家の人も出不精になりやすい傾向があります。外に出かけると交通費や外食、休憩するときのお茶代など、何も買わなくても多少の出費は避けられません。さらにウィンドウショッピングしていて買う予定もなかったものを買ってしまって散財してしまう場合も。お金を使わないためには家にいるのが一番と思ってしまうのです。
話下手で会話が苦手
話下手でコミュニケーションを取るのが苦手な人も、家にこもりがちになります。人と話すこと自体が緊張するため、一人でいる方がリラックスでき安心感を覚えます。気心の知れた友人と会う程度ならできても、大勢が集まる場所や知らない人が来る集まりなどは避けようとします。
友人関係が狭い
もともと友人関係が少ない人も、出不精になりやすいでしょう。一緒に出かける友達が少ないので、家にいる機会が増えます。逆に社交的な人がいろいろな人と約束して出かける機会が自然と増えるのとは対照的ですね。
出不精を改善するための対処法
家に引きこもって暮らしていくことはできますが、たまには刺激が必要です。何事もバランスが大切。ときどき外出するきっかけを作れば、出かけることを面倒と思わなくなります。出不精を改善するための方法をいくつか紹介しましょう。
外に出かける習慣を作る
外に出かける習慣を作りましょう。たとえば、毎朝30分ウォーキングする、近くのスポーツジムに入会する、週に1回習い事を始めるなど必然的に出かけなければいけない用事を作ってみてください。犬を飼って散歩するのもいいですね。定期的に外出しなければできない予定を作ると出かけるようになれます。
おしゃれを楽しむ
ファッションを楽しみましょう。お気に入りの服や小物を買えば、それらを身につけてどこかに行ったり、人に会ったりしたいと思うようになります。着替えるのが面倒ではなく、積極的にこの服を着て出かけたいという気持ちになれますよ。
一度にたくさん買い物をしない
まとめ買いやネットでの買い物を減らしましょう。足りないものがあれば、近くのお店に買いに行く習慣をつけてください。生鮮食品は、こまめに食べる分だけ購入した方が新鮮なものを食べられますよ。スーパーのチラシをチェックして、お買い得商品を購入したりセールのときを狙って買い物をしたりすると節約にもなります。
行ってみたいところを見つける
行ってみたいと思える場所を探しましょう。海のきれいな南の島、泉質がいい温泉宿、人気のテーマパークなどなんでも構いません。自分の興味があるジャンルで行ってみたいところを見つければ、出かけようという気持ちになります。
出不精の意味を知って原因を見つけよう
出不精の意味は、出かけたがらず家にいたがる状態をいいます。出不精でも特に問題はありませんが、出不精な生活が続くと本当の引きこもりになってしまうことも。出かける用事を作ったり、おしゃれを楽しんだりして外出する楽しみを見つけましょう。慣れてくれば、出かけることが面倒ではなくなります。