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おっとりの意味
おっとりとは、「ゆったり、おうよう」という意味の副詞です。辞書には「こせこせしないで、ゆったりと落ち着いているさま」と記されており、漢字では「優悠」と書きます。簡単な例文では「あの人はおっとりしている」や「おっとりと構える」などです。類義語は「大らか、大様、おっとり、鷹揚」で、英語では「quiet,composed,gentle,generous」があてはまります。
おっとり女子の性格と特徴
おっとり女子は、理性や理論を展開してものごとを考えず、どちらかといえば直感的です。それはときに、常識からはずれた突拍子のない言動や、空気を読まないマイペース行動につながります。理性的・理論派女子や場の空気や人間関係を重んじる体育会系女子からは、疎ましく思われることも。それなのに、なおマイペースなため、周りの意図を介さず人を敵視することが少ないのです。そのため、余計な緊張感を持たずに、常にリラックスしています。
焦らずマイペース
おっとり女子は、焦らずマイペースな印象です。行動にゆとりを感じ、スピードを重視する職場やバイト先でも、イライラした場の雰囲気にも流されません。気が立って攻撃的になりやすい雰囲気の中でも、おっとり女子ののんびりとしたペースに、こちらがつい緩んでしまうような、憎めないイメージがあります。影響力の高いおっとり女子は、ムードメーカーとして、場の雰囲気を和ませてくれる癒やしの役割も担うでしょう。そんな姿は、砂漠のオアシスのように人の心を潤わせるものです。
力まず常にリラックス
おっとり女子は、肩に力が入ることなくいつもリラックスして、ほんわかした雰囲気をかもし出しています。人は緊張状態だと、闘争ホルモンを分泌し、同時に副腎からコルチゾールというストレスホルモンが多量に放出されます。しかし、リラックスしたものを見ることで、脳が敵ではないと判断しストレスが落ち着きます。自然や動物、すやすや眠る赤ちゃんなどを見ると、思わずホッとするのもこのためです。こうして、おっとり女子の振る舞いはストレス過多の人には、清涼剤のように作用するようです。
裏をかかずにストレート
おっとり女子は、あまりあれこれ計算高く考えることがないため、ものごとをストレートに受け取ったり、感情をストレートに表現したりします。ある意味無邪気な子どものようですが、ときにだまされる対象となることも。そこにつけこもうとする人も寄ってきますが、守ろうとする人も寄ってくるのも事実です。なにかと人が周りに集まる印象を受けるのではないでしょうか。ストレートな分、この子はだますタイプじゃないからと安心し、心を許せると感じる人も多いのです。ただ、刺激が少なく物足りなさも感じるでしょう。
想定外の言動
おっとり女子は天然さも兼ね備えています。お笑いでいえばボケのような回答をして思わず笑いを誘ったり、常識をはずれた想定外の言動で周りを和ませたりするでしょう。言葉遣いやものの言い方もおっとりしているので、多少どぎついことを言っても憎めない面も持っています。ストレートな言い分はスカッとして気持ちよいのに、悪い気持ちを抱かせないバランスが絶妙です。言いにくい場面には、おっとり女子が頼りになることがあり、本人の意識はなくても、なにかしら人のためになるのも、好印象の理由です。
人に対して要求が少ない
おっとり女子は「あれして、これして」という、人に対する要求が多くありません。自分ができないとき、人に手助けを求めるためのヘルプは上手ですが、自分の欲求を満たすために、相手に過度な要求をしません。あまり複雑にものごとを考えないため、そこまで考えが及ばないことが多いのです。人は相手の要求を仕方なくのむときに、ストレスを感じますが、おっとり女子はシンプルな要求しかしないため、あまり人にストレスを与えません。人はストレスを感じる相手には距離を置きたくなりますが、おっとり女子はストレスを与えることが少ないのです。
おっとり女子好き男性の特徴と心理
日本の男性は諸外国と比べ、おっとり女子好きな人が多くなります。それは、おっとり女子を求める心理的な背景に、日本のお国柄が起因しているためです。真面目で勤勉、我慢強いため、長きにわたり大きなストレスを抱えています。また、プライドは高いものの、自尊心が低く、異性に自尊心を上げてもらい満足する傾向もあります。ほかに、自己肯定感が低く、自分に自信が持てないため、受け入れてくれそうなおっとり女子を好むのです。
仕事で常に緊張している
常にリラックスしているおっとり女子が好きな男性は、たいてい仕事や悩みで常に緊張している状態です。常にストレスを抱えて落ち着けることも少ないため、自然におっとり女子を求めてしまうのです。成功者ではこうしたおっとり女子をパートナーに選ぶ人が多い傾向にあります。しかし、外圧の少ない環境や、仕事を楽しむタイプの緊張少なめの成功者は、その傾向は少なくなります。
自己肯定感が低い
おっとり女子は攻撃性が少ないうえ、細かいことに注視せずに寛容です。不用意にプライドを傷つけられず、むしろ受け入れられている感覚を抱きます。自己肯定感が低い男性はじつは非常に臆病。ハッキリした女性や、刺激的な性的魅力にあふれた女性より、安定・安心を感じられるおっとり女子を好むのです。一見強そうな、自信家タイプでも内心とても臆病だと、おっとり女子を求めます。
人生や人間関係に疲れている
人は精神が疲労してくると、回復させようとする機能がはたらき、鎮静へ向かいます。体の疲れに現れて休養を取りたくなる、または眠くなることもあれば、情報や刺激を遮ろうとする作用もはたらきます。こうした中でも異性への関心が強いときは、一時的に「最近なんだかおっとり女子がいいなと思う」と刺激の強い異性を避けたくなるのです。いままで生きてきた中で傷つき、ストレスを長きに渡って浴びてきた男性が、かなり年下の女性を求めるのも、母性的な女性を求めるのもこの心理です。
家庭的な人と結婚したい
おっとり女子といえば、家庭的で母性的なイメージがあるでしょう。おっとり女子がタイプという男性には、理想の結婚願望からくる発言の可能性もあります。早く家庭を持ちたいと、深層心理で感じているのかもしれません。現状の生活への満足度が低く、家庭を持てばなにか変わるかもと、ひそかに期待しているのかもしれません。
庇護欲をかきたてられる
おっとり女子は深く考えないため、はたから見れば危なっかしい一面を持っています。男性は「俺が守ってあげないと!」という庇護欲をかきたてられるため、おっとり女子を求めてしまうのです。守ってあげている実感を得ると、男性としての自尊心もくすぐられるため、まさしく手放したくなくなるのです。異性によって自尊心や自己肯定感は埋まるものではありません。ときにもっと満たされたくて、過度な束縛や嫉妬につながる可能性も。
おっとり女子が好きの意味は安らぎたいということ
おっとり女子が好きな男性は、おっとり女子の与えてくれる癒やしや安心感、安堵感を心から求めています。大きなストレスを慢性的に抱える男性の、ストレスを緩和したい、疲れを回復させたいという本能の素直な働きなので当然のことです。しかし、これはおっとり女子に限りません。要は、男性をリラックスさせる癒やしや、優しさ、安心感を与えることです。しかし、小手先のテクニックや努力では真の安らぎを与えることはできません。男性が本当に安心感を得るのは、心の底から愛されていると感じるときではないでしょうか。それは母親が子どもを愛する大きな愛にも通じるのです。