ゴースティングとは？恋愛やゲームで使われる意味を詳しく解説

ゴースティングとは

オンラインゲームをやる人ならゴースティングの意味が分かる人も少なくないでしょう。最近はゲーム以外のシーンでもゴースティングという言葉が使われる場合があります。ゴースティングは、ゲームの中ではルール違反、マナー違反として批判される行為です。また、恋愛面においてのゴースティングも決していい意味では使われません。ゴースティングについて詳しく見ていきましょう。

ゴースティングの意味

ゴースティングは、英語のゴースト（ghost）から来ているようです。お化けの意味ですが、ゲーム用語として使われるゴースティングも恋愛におけるゴースティングも意味を知るとなぜ、この言葉が使われるようになったのかイメージが湧くでしょう。

Apexやアモアスなどのオンラインゲームで使われるゴースティング

ゲームでのゴースティングは、オンラインの対戦ゲームで実況やライブゲーム配信画面を見ながら試合や大会に参加して、ターゲットのプレイヤーを狙い撃ちしたり、ゲームを自分に有利な進め方でコントロールしたりすることをいいます。ゴースティングは、オンラインゲームでは視聴者側にも不快な思いをさせるだけではなく不正行為にあたります。海外ではゴースティングをストリームスナイプやストリーミングスナイプと呼んでいます。多くのオンラインゲームでは、禁止事項の中にゴースティング行為が含まれていて、もし不正行為が明らかになるとアカウントが一時停止されたり永久凍結（BAN）されたりします。正々堂々と戦わずライブ配信を見ながらお化けのように不意打ちをする行為がゴースティングです。

恋愛で使われるゴースティング

恋愛で使われるゴースティングは、突然連絡が取れなくなることをいいます。こちらもお化けのように忽然と消えることからゴースティングが使われるようになりました。マッチングアプリや恋活・婚活サイトなどで知り合った人とは、やり取りしたり実際に会うことができたりしますが、相手が本当の身分を明かしているかは不明です。付き合っていたつもりでも突然連絡が取れなくなった、聞いていた住所には住んでいなかったなどの一方的なフェードアウトをゴースティングと呼びます。マッチングアプリの出会いに限らず、付き合っていた相手が突然消える現象はゴースティングという言葉が使えるでしょう。付き合って間もない頃だけではなく、長く付き合っていてもゴースティングされる可能性はあります。

ゴースティングする人の心理

恋愛面でのゴースティングについてもう少し掘り下げていきましょう。恋愛関係でゴースティングしようとする人はどんな心理なのか見ていきます。どんな理由であれ、ゴースティングする人は正面から相手と向き合って解決する気がなく、ゴースティングされた人は中途半端な気持ちが残りモヤモヤするでしょう。

相手ともう関わりたくない

相手ともう関わりたくないと思ってしまうと、きちんと話し合いすらしたくなくなることがあります。すぐにでも縁を切りたいと考えてゴースティングする場合があるでしょう。お互いに好きな気持ちがあって付き合っているのに、もう関わりたくないと思うのはよほどのことです。ゴースティングされる前に二人の間の不穏な空気を察知する必要があります。

相手の不正行為や違反行為が許せない

倫理観や価値観のずれが大きくなるとゴースティングしたくなることがあります。たとえば、ゴミの分別をあまり気にせずまとめて捨ててしまう、みんな並んでチケットを買っているのに横入りしようとするなど、日頃のちょっとした行動でも自分と違う考え方や倫理観を持っていると感じることがあります。些細なことでも積み重なっていくと許せなくなってしまうかもしれません。

他に好きな人ができた

他に好きな人ができてしまった場合に、ゴースティングされる可能性があります。特に既婚者が本気で配偶者以外の人を好きになったら、話し合いや離婚のタイミングなどを気にせず好きな人とゴースティングしてしまうかもしれません。修羅場を経て、慰謝料を支払ってから好きな人と一緒になるのは時間もエネルギーもかかるので、ゴースティングしたくなってしまうのでしょう。

自分の気持ちが分からなくなった

付き合っていても自分の気持ちが分からなくなってしまったとき、ゴースティングしたくなる人もいます。好きなのか分からない、このまま付き合っていていいのか分からないなど、悩む気持ちがあると少し時間を置きたくなります。しかし、相手が納得せず、付き合いをそのまま続けたいと言われると、なかなかその気持ちに応えるのは辛く、ゴースティングしてしまいます。