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マウンティングの意味とは?
マウンティングとは、相手よりも自分の方が上の立場であるということを示そうとする行動や言動のことを指した言葉。もともとは霊長類の動物が相手に馬乗りになることで自分自身の優位性を表現することを表した言葉です。それが2014年に放映された『ファーストクラス』というドラマにおいて使われたことによって、社会に浸透していきました。
マウンティングする人の心理
マウンティングをする人の特徴や対処法を知る前に、その心理を理解しておく必要があります。マウンティングする人の心理を理解すれば、マウンティングされたときの対処法や、その人自身への理解が深まるかもしれません。ここではマウンティングする人の心理について解説します。しっかりと頭に入れておくようにしましょう。
周りから「すごい人だ」と思われたい
マウンティングする人は周りから「すごい」と思われたいのです。なぜなら、自己顕示欲が強くて人間関係において自分がNo.1でなくてはいけないと思っているから。よって、マウンティングすることで自分の優位性を示しているのです。「認めてほしい」という気持ちが強いのが、マウンティングしてくる人の1つ目の心理でしょう。
見下すことで優越感に浸りたい
マウンティングする人のなかには自分が優位でありたいことに加えて、「誰かを見下したい」と思っている人もいます。このようなタイプの人はプライドが高く、そのプライドを保つために優越感に浸りたいと思っているのです。日頃からプライドの高さが見えている人は、マウンティングをしてくる可能性があるので、特に注意した方がいいかもしれません。
誰にも負けたくない
「誰にも負けたくない」という負けず嫌いの精神は非常に大切なものですが、それが裏目に出てしまってマウンティングをすることになってしまう人も。特に学歴や収入、職業などのマウンティングによくある心理です。マウンティングをしてしまっていることには自覚がないパターンもありますので、「自分は負けず嫌いだ」という人は無意識にマウンティングしてしまっていないか注意することも大切です。
マウンティングしてくる人の特徴
マウンティングしてくる人には特徴があります。特徴さえ理解していれば、不用意に近づいてマウンティングされることも防げるでしょう。ここではマウンティングをしてくる人の7つの特徴を紹介。マウンティングされて嫌な気持ちになる前に、マウンティングしてくる人の特徴をもっている人には近づかないようにしましょう。
言葉や話し方が上から目線
マウンティングしてくる人はどうも話し方が上から目線になりがちです。上から目線で話すことによって、自分が優位であることを暗に示しているのでしょう。求めてもいないアドバイスをしてきたり、服装や髪型を指摘してきたりすることもあります。わざわざ上から目線で話しているというよりも「自分が優位でいたい」という気持ちが無意識的に上から目線の言動を作り出しているといえます。
承認欲求が強くてプライドが高い
マウンティングをしてくる人は承認欲求が強く、プライドが高いです。プライドが高いのでどうしても自分がNo. 1でなくては気が済みません。事実がどうであれ、周りより自分が劣っているなんて思いたくないのです。よって、勝手にしたことを恩着せがましく言ってくることもあるでしょう。自分のことを認めてくれないとムキになって怒鳴り散らしてくる可能性もありますので注意です。
ブランド品で優位性を見せつけてくる
ブランド品を見せつけるように身につけている人は危険。「高価なものを身につけている自分」を見せつけることによって、「あなたにはこんなものは持てないでしょう?」と周囲に伝えているのです。高価なブランド品は周りの人たちにマウンティングするには非常に使えるもの。ブランド品であることをさりげなくアピールしてくるタイプもいますよ。
SNS投稿でリア充アピールをする
SNS投稿で生活が充実していることをアピールするのも、マウンティングしてくる人の特徴です。SNSは不特定多数、または自分の人間関係内に簡単に自分のことを表現できる場所だからマウンティングするためには最高の場所。自慢をするような投稿だったり、投稿頻度が異常に高かったりする人はちょっと危険です。SNSでリア充アピールをしている人には注意しましょう。
相手によって行為や態度を変えている
マウンティングする人は相手によって行為や態度を変えがちです。なぜなら、自分が優位性を保てそうではない相手に対しては、相手の立場を利用することによって自分が他の人たちよりも優位に立とうとしているから。たとえば、マウンティングする同僚が部長に気に入られるために媚を売るなど。「立場を利用している」「立場を利用したがっている」と思ったら、その人には気を付けておくようにしましょう。
学歴や収入・職場の自慢話をしてくる
マウンティングする人は学歴や収入・職場の自慢話をしてきがちです。特に男性にとって学歴や収入・職場は非常に大事なステータスだと思っている人が多いから。あからさまにアピールすると敬遠されることを知っていて、さりげなくアピールしてくる人もいます。会話をなんとか学歴や収入・職場にもっていこうとする人には要注意です。
マウンティングしてくる人に対処する方法
マウンティングされたときの正しい対処法を知っていますか?間違った対応をしてしまうと相手を変に刺激してしまって怒らせてしまうかも。ここではマウンティングしてくる人への正しい対処法を紹介。対処法をしっかりと身につけることによって、マウンティングされても上手に人間関係を保てるようになりましょう。
言動や行動を相手にしない
マウンティングされると場合によっては傷ついたり、自己主張ができなくなってしまいます。自分の心を守るためにもマウンティングしてくる人を相手にしないというのも大事。すぐには不可能かもしれませんが、少しずつ会う回数や話す回数を減らしていくことによって、マウンティングされないようにしていきましょう。いちいち相手にしていると心が疲れてしまいますよ。
他の話や冗談で切り抜ける
マウンティングをされたら、「そう言えば」といって話を変えたり、「私なんて〇〇ですから」と冗談っぽくごまかしたりしましょう。自分が輝ける話ばかりをしていたかったマウンティング男子・女子には効果抜群のはずです。しかし、あまり話を切り過ぎると「今話しているんだけど!」と怒られる可能性もありますので、ほどほどにしておきましょう。
質問して気持ちよくさせる
質問をして満足させてあげるのもひとつの方法です。マウンティングしてくる人は「認められたい」という気持ちが根底にあります。よって、関心をもっているフリをして質問することで相手を認めているように見せるのもアリです。そうすることによって、相手は満足してマウンティングをやめてくれるでしょう。
マウンティングの意味を知って対処しよう
マウンティングは意味を知らないと、何もわからないまま相手に傷つけられてしまうもの。しかし、意味やマウンティングしてくる人の心理・特徴を頭に入れておくことによって適切な対応ができれば、精神的に傷つくことなくその場を落ち着かせられます。マウンティングは自分の優位性を主張する行為。あまり気にしすぎて傷つかないようにしましょう。