「好きな人からのプロポーズに前向きになれない」と悩んではいませんか?
結婚をすると法律上でもさまざまな義務が発生し、子どもができるとさらなる義務や責任が増えていくものです。
「好きだから結婚する」のではなく、将来的な問題にもきちんと対応できるかどうかをよく考えてみる必要があるでしょう。
今回は、そんな堅実な考え方を持つ女性に向けて、彼氏を傷つけずにプロポーズを保留・お断りする方法をご紹介します。
目次
【例文つき】彼のショックを最小限にするプロポーズの保留/断り方4パターン
さまざまな事情を考慮した結果、「まだ結婚はできない」という結論にいたる可能性は十分にあり得ます。
その際にはなるべく彼を傷つけない伝え方が望ましいですが、あまりにも気を遣いすぎると余計な誤解や期待を与えかねないため要注意。
ここでは、プロポーズをすぐに受け入れられないときに使いやすい例文を4パターンでご紹介します。
① 「仕事を頑張りたい」場合
あなたが恋愛だけでなく仕事にも意欲的に取り組んでいるのなら、以下のような言葉を用いればきっと納得してくれるでしょう。
- 例文
あなたからのプロポーズはとても嬉しいけど、私は今、仕事で責任ある立場を任されていて一つの目標に向かっています。
だから、現時点では具体的な結婚生活のイメージを考えられる状態ではなくて…
仕事の成果を上げられるまで、この結婚の話は待ってくれませんか?
② 「付き合いが浅い」場合
付き合いはじめてまだ1年にも満たないような二人なら、それを理由に保留する方法も有効。彼も気持ちが早まっているだけで、冷静になってくれるかもしれません。
- 例文
私との結婚を考えてくれているのはとても嬉しいです。
でも、付き合ってまだ数か月の間柄だし、結婚はもっとお互いをよく知ってから考えてもいいんじゃないかな…
私はこれからもあなたとお付き合いを続けていきたいし、さらに仲を深めたいと思っています。
③ 「価値観の違い」が気になる場合
結婚したら、価値観の衝突は避けられないもの。ただし、現時点でどうしても許容できない言動があるのなら、この機会に伝えてみてはいかがでしょうか。
- 例文
お付き合いをしていくうちに気づいたのだけど、私たちはお金の使い方に関する価値観に大きな違いがあるようです。
結婚してもお互いストレスが溜まってうまくいかない可能性をどうしてもぬぐい切れなくて…
だから、現時点で結婚の決断をするのは慎重になりたいと考えています。
④ 「結婚願望がない」場合
自分自身のモチベーションがどうしても上がらないのなら、それはまだ時期尚早ということ。「好きだからこそ言えなかった」旨を誠実に伝えてみてください。
- 例文
正直に話すと私にはまだ結婚願望がなくて、誰かとの共同生活を負担に感じてしまいます。
自分の衣食住で精いっぱいで、子どもや将来のことの責任を負う自信もなくて…
もっと早く話せばよかったけど、嫌われるのが恐くて、今まで言えなくてごめんなさい。
できればお付き合いを続けたいけど、あなたがこれ以上待てないというのなら、その気持ちを尊重して身を引くことを視野に入れます。
プロポーズの保留~結論までの5ステップ
プロポーズを受けて、一旦は保留にして結論を出すにいたるまで、できる限りスムーズかつ円満に済ませていきたいところですよね。
そのためには以下のような手順を意識してみるのがおすすめです。
ステップ①プロポーズの気持ちに感謝を伝える
まずは彼が勇気を持ってプロポーズしてくれたことへ感謝の気持ちを示しましょう。
このとき、冷静な受け答えを心がけるのがポイント。突然のことで戸惑ってリアクションが大きくなってしまうと、その次にくる言葉が「OKかも」と勘違いさせてしまうかもしれません。
ステップ②今の気持ちを素直に伝える
現時点であなたが結婚に対する不安を抱えている場合、その気持ちや即答できない理由を素直に打ち明けましょう。
「大きな決断なので慎重に考えたい」「少し考える時間をくれませんか」など、物腰が柔らかな印象を与えられると好印象です。
ステップ③返事の期限を明確に伝える
プロポーズの返事を保留してもらう代わりに「○日後までにはお返事するね」など明確な期限を伝えましょう。
彼氏を不安な気持ちのまま待たせている自覚を持ち、長くても1週間を目途に返答するのが望ましいです。
ステップ④結婚生活の展望を話し合う
現実的かつ継続的な結婚生活を送るには、どちらかの大きい妥協や我慢があってはいけません。
保留に納得してもらえたら、まずはお互いの結婚生活に対する考え方をすり合わせ、具体的な展望を話し合ってみましょう。
仕事、家事分担、子ども、住む場所など幅広く確認できれば、のちに後悔のない選択ができます。
ステップ⑤結論が出たら早めに伝える
期限を迎えていなくても、納得のいく結論が出たのならできるだけ早めに伝えましょう。
お互いに、センシティブな状態が続けば続くほどストレスになるからです。
言いづらい結果だったとしても、彼が勇気を持ってプロポーズをしてくれたようにあなたも正面から向き合わなければなりません。
プロポーズを「断る」と決めた場合はどう伝えるのが正解?
悩みぬいた結果、もしどうしても結婚に踏み切れなかった場合には、以下の2つのポイントを押さえつつ素直な気持ちを話しましょう。
結論を明確かつ丁寧に
ただ断るだけでなく、「いつかはしたい」「今後もする気はない」「ほかの選択肢をみつけたい」など、二人の結婚に対する現在の結論をできる限りわかりやすく伝えましょう。
どれだけ伝え方に気を配り、セリフを入念に準備しても、実際に受け取る相手がどう感じるかは計り知れません。
だからといって曖昧な返事は相手を混乱させるので、優しくも毅然とした態度を意識してください。
断った後の関係性も話し合う
プロポーズをお断りした後、お付き合いを続けるのか別れるのかは二人でよく話し合って決めるしかありません。
もちろん、円満な解決だけでなく「別れる可能性もある」ということを覚悟するべきでしょう。
双方の価値観を尊重しつつ、二人の幸せの形を模索する中でよりよい結論を見つけてください。
誠意を持って建設的な話し合いを
人生の大きな決断を焦る必要はありませんが、保留にしたい場合は期限を提示し、結論が出たらなるべく早く伝えましょう。
断るのはプロポーズ同様とても勇気のいる決断ですが、あなたが熟考して出した答えなら彼もきっと納得してくれます。
その後の関係性についても、二人でしっかりと向き合って意見を交わす中で最善の選択を見つけ出しましょう。