子供の名前を考えるのは、親として最初の大きな選択です。
「響きがかわいい」「意味が深い」など、こだわりポイントは人それぞれ。とはいえ、決め手がなかなか見つからず悩んでいる方も多いのではないでしょうか?
今回は、実際に多くのパパママが参考にしている「おすすめの名前の決め方」をいくつかご紹介します。
姓名判断や画数、本を活用した決め方まで、夫婦で納得できる良いヒントを見つけてみてくださいね。
目次
【決め方1】響きとイメージから考える
名前の響きは、第一印象を左右する大事な要素です。どんな音がかわいく感じるか、音で伝わるイメージを柔軟に膨らませてみましょう。
言葉の響きを重視した名前一覧
「◯◯ちゃんって、かわいい響きだよね」といった会話が交わされがちなように、名前の印象はその音からも十分に伝わります。
やさしい音、元気な音、大人っぽい響き…名前から連想されるイメージを考えてみましょう。
たとえば、下記のような名前の付け方を参考にしてみてはいかがでしょうか。
- やさしい響き:ほのか、ゆい、そうた
- 元気な響き:りく、はると、みなみ
- 大人っぽい響き:れい、あやか、けい
- おしゃれな響き:りのん、えま、ゆづき
- 和風の響き:こはる、たける、さくら
苗字とのバランスも大事
苗字とつなげて呼んだとき、語感が心地よいかもチェックポイントのひとつです。
「韻を踏みすぎてないか」「言いにくさがないか」「語感が強すぎないか」などを確認しましょう。声に出して呼んだとき、リズムよく自然に聞こえるかがポイントです。
もし苗字が漢字二文字なら、名前の長さとのバランスも気になるところ。苗字と並べてみたときの見た目や印象も考慮しながら、夫婦で一緒に確認すると安心です。
【決め方2】 子供の名前に込めたい意味で考える
「どんな子に育ってほしいか」を名前に込めるのも素敵な決め方です。
将来、由来を伝える時間もかけがえのないものとなるでしょう。
漢字に願いを込めた名前一覧
「強く育ってほしい」「思いやりのある人に」など、子供への願いを漢字に託す方法です。
- 翔(かける):自由に大きく羽ばたいてほしい
- 結(ゆい):人との絆やつながりを大切にしてほしい
- 優(ゆう):やさしく、思いやりのある心を持つ子に
- 陽(はる):明るく前向きに生きていけるように
- 凛(りん):自立心を持ち、芯のある人に育ってほしい
上記のように、その子へどんな願いを込めるかで選ぶ漢字も変わってきます。夫婦で話し合いながら、思いを込めて選んでみてください。
由来やストーリーが生まれるメリットも
意味を考えて名付けると、その名前に物語が生まれます。幼稚園や小学校の文集などで由来を書く機会も多いので、そのとき子供が自信を持って話せるのも魅力です。
成長した子供へ名前の由来を伝えるのも素敵な時間になりますよ。
【決め方3】 姓名判断・画数も参考に
画数や姓名判断も、気にする人が多いポイントです。
例えば運勢のバランスや相性を見ることで、より安心して名付けができるはず。あくまで参考程度に留めて問題ないですが、自信を持って選ぶための判断材料になるかもしれませんよ。
姓名判断の画数は運勢に関わる?
姓名判断は、漢字の画数でその人の運勢を占います。
以下のように、名前の中の「天格」「人格」「地格」「外格」「総格」という5つの要素を使って判断するのが一般的です。
- 天格:苗字の画数/先祖や家庭運を表す
- 人格:苗字の下と名前の上の合計画数/性格や才能に関係
- 地格:名前の画数/30代くらいまでの運気に関係する
- 外格:苗字の上と名前の下の合計画数/対人関係に影響する
- 総格:フルネームの総画数/人生全体の運勢を見る
すべての画数を完璧にするのは至難の業ですが、「人格」や「総格」が良いと安心、という考え方もあります。気になる方は一度、占いサイトや占い師を訪ねてチェックしてみてくださいね。
【決め方4】本やネットの情報からヒントを得る
本やSNSなどからも情報を集めてみるとよいでしょう。
夫婦で一緒に様々な視点から調べるのは楽しい時間になり、お互いの思わぬ好みを知るきっかけにもなるかもしれません。
名付け本やSNSは情報の宝庫
本屋さんや図書館には、名付けに特化した書籍がたくさんあります。意味や読み方、画数もまとめて載っているので、「自分では思いつかない名前」に出会えることも。
また、最近の名付けではネットやSNSを活用する人も増えています。
インスタグラムやX(旧Twitter)では、「#名付け」「#赤ちゃんの名前」「#名前候補」などのタグで検索するとリアルな声や候補リストを見られますよ。
人気ランキングも参考に
ベネッセや明治安田生命などが発表する『年間人気名前ランキング』も参考になるかもしれません。
男女別の上位名や漢字のトレンドがわかり、「今っぽいけどかぶりすぎない名前」を探すときに便利でしょう。
もしランキング上位の名前を気に入った場合、同クラスで同姓同名の子に出会う可能性も視野に入れて少しアレンジを加えるのがおすすめです。
【決め方5】夫婦でじっくり話し合う
最後はやっぱり、二人でしっかり向き合う決め方です。時間をかけて決めた名前は、きっと特別なものになりますよ。
「私はこの名前が好き」「でも響きが…」など、好みの食い違いが生じるのは当たり前。それでも一人で決めようとするのではなく、夫婦で意見を出し合って納得できる名前を導き出せたときの嬉しさはひとしおのはずです。
まずはお互いがリストアップをして候補を出し合い、その理由や意味も共有し合いしながら絞っていく方法が良いでしょう。
また、親世代の意見を聞いてみるのも◎。時間をかけて選んだ名前は、二人を取り巻く家族にとってもかけがえのないものになります。
子供の名前は「両親の愛情」が何よりの決め手
名前の決め方は様々ですが、大切なのは「愛情を込めること」。響きや意味、姓名判断、参考本などいろいろな視点から考えることで、いずれしっくりくる名前に出会えるはずです。
何よりも夫婦で納得できるまでじっくり話し合いながら、楽しく名付けの時間を過ごしてくださいね。
名前は子供にとって特別で、一生忘れることのない「最初のプレゼント」。だからこそ迷って悩んだ時間さえ、やがて素敵な思い出となりますよ。