女性の結婚年齢のベストは?平均や理想を調査しました!

【法律の改正】女性の結婚年齢が18歳に引き上げ!

これまで日本で女性が結婚できる年齢は16歳からとされていましたが、これからは18歳からに改正されます。平成30年6月13日に国会で成人年齢が20歳から18歳に民法改正が成立しました。その民法改正に伴い、女性の結婚年齢も18歳に引き上げられ、男女とも結婚年齢は同年齢となっています。この法律改正は、2022年4月1日に施行されます。

なぜ女性は早かったの?結婚年齢の男女差とは?

なぜ今まで結婚年齢に男女差があったのかについては、「男女の成長に差があるため」とされています。外務省の公式サイトに「結婚における法律上の男女間の差異」というタイトルで理由が記載されています。その内容を簡潔にすると、「成熟していない者の結婚は認められない。しかし、肉体的や精神面的に成熟するためには男女差があることを考慮した結果である」というものです。つまり、女性の方が男性よりも、肉体的にも精神的にも大人になるのが早いので、女性の結婚年齢も早くなったというのが理由です。

【女性の結婚年齢】出会いと初婚の平均を調査

現代の日本人は何歳くらいで結婚相手と出会い、何歳くらいで結婚をしているのでしょうか。こちらでは、国立社会保障・人口問題研究所による全国調査の結果を基に、1987年から2015年の結婚の流れを解説します。調査の結果、現代の女性は、結婚相手との出会いも、結婚も遅くなっていることがわかりました。1987年と2015年では出会いや結婚に何年の差があるのかを知り、自分の理想の結婚とも比較してみてください。

出会いはいくつ?女性が結婚相手と出会った年齢の平均

女性の出会いの平均年齢は、2015年の調査結果で24.8歳です。1987年の同調査結果では22.7歳となっており、2015年と比較して2.1歳早い結果となっています。ちなみに、男性の平均出会い年齢は2015年で26.3歳。1987年では25.7歳で、0.6歳の差です。この結果から、女性は結婚相手と出会うのが遅くなってきていることがわかります。1987年と2015年の約2年の差は、1つの恋愛の区切りとも考えられます。結婚を意識し出すと「次の彼氏と結婚しよう」と決意する女性も多いほか、婚活を始める女性も多いでしょう。その決意をする時期が、年々遅くなっていると考えられます。

初婚はいくつ?女性の結婚年齢の平均

女性の平均初婚年齢は、2015年の調査結果で29.1歳です。1987年の同調査結果では25.3歳となっており、2015年と比較して3.8歳早い結果となっています。ちなみに、初婚男性の平均年齢は2015年で30.6歳。1987年では28.2歳と、2.4歳の差になっており、男女共に晩婚化が進んでいることがわかります。特に女性は2087年から2015年では約3年遅い結婚となっており、20代の結婚から30代の結婚へと推移しています。

【女性の結婚適齢期】理想の平均を調査

国立社会保障・人口問題研究所の全国調査の結果を基に、女性の理想の結婚年齢について解説します。18~19歳が26.1%、20~24歳が26.8%、25~29歳が29.8%、30~34歳が34.6%でした。なお、この調査結果は「いずれ結婚するつもり」と答えた18~34歳の未婚者を対象としたものです。女性の理想の結婚年齢は30代が最も多く、独身生活を大切としていることがわかりました。30~34歳を理想とした人は、1987年で33.1%、1992年で33.8%、1997年で34%、2002年で34.1%、2005年で34.2%、2010年で34.3%、2015年で34.6%と、年々30代の結婚を理想とする女性が増えています。

「一生結婚するつもりはない」という理想をもつ人も多数

同調査では、結婚をしないことを理想とする回答のデータもあります。女性で「一生結婚するつもりはない」と答えた人の割合は1987年で4.6%、1992年で5.2%、1997年で4.9%、2002年で5.0%、2005年で5.6%、2010年で6.8%、2015年で8.0%でした。1900年代では多少増減していますが、2000年に入ると「結婚をしない」という選択をする人が年々増加しています。ちなみに、男性の調査結果は、2002年で5.4%、2005年で7.1%、2010年で9.4%、2015年で12%と女性を上回る増加傾向にあります。この結果から、未婚率が理想と比例して増えていることがわかります。

【結婚を決断するのはいつ】年齢派と理想派の割合

同調査の2015年のデータでは「ある程度の年齢までには結婚するつもり」と回答する女性は59.3%、男性は55.2%でした。また「理想的な相手が見つかるまで結婚しなくてもかまわない」と回答した女性は39.2%、男性は42.9%でした。男女共に、結婚適齢期がきたら結婚を決意する人が比較的多いことがわかります。さらに「ある程度の年齢までには結婚するつもり」と回答した人の中で「一年以内の結婚意思あり」と回答した人は、女性で52.6%、男性で45.5%とほぼ半々の結果でした。

【理想の年齢差】結婚相手は何歳くらいを望むのかを調査

国立社会保障・人口問題研究所の全国調査の結果を基に、結婚相手との理想の年齢差をご紹介します。女性の2015年のデータでは、年下が3.9%、同じ歳が28.4%、1~2歳年上29.6%、3~4歳年上20.6%、5~6歳年上11.9%、7歳以上年上5.6%となっています。男女で比較すると、大きく異なったのが同じ歳で、女性が28.4%なのに対し、男性は41.8%です。この結果から、女性は同じ歳または1~2歳差、男性は同じ歳の結婚相手を理想とする人が多いことがわかります。

女性の結婚年齢に差が生じている!早婚文化から時代と共に晩婚化へ

日本の晩婚化の問題はたびたび注目されており、理想も現実も晩婚化へ推移していることがわかりました。全国調査の結果では、女性の結婚相手との出会い年齢は平均24.8歳で1987年と2015年で比較すると、約2歳遅くなっています。また、初婚年齢の平均は29.1歳で1987年と2015年で比較すると約3年遅くなっており、晩婚化が進んでいることがうかがい知れます。さらに結婚適齢期を調査する理想の平均では30代前半の結婚を理想とする割合が最も多く、現代の女性は遅い結婚を望み実際に晩婚化へ推移しているといえるでしょう。

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