みなさん、夫婦喧嘩をしてしまうことはありますか?
結婚後は、交際中に見えなかったお互いの意外な一面や価値観の違いに気付くことも増えますよね。毎日のちょっとした不満の積み重ねやコミュニケーション不足など、些細なことがきっかけで夫婦喧嘩になった経験もあると思います。
しかも、喧嘩後は気まずくなって、仲直りのきっかけが見つけづらい場合もあるのではないでしょうか。今回は、夫婦喧嘩の原因やきっかけと、仲直りの方法についても具体的にご紹介します。
目次
夫婦喧嘩になる原因ときっかけ5パターン
早速ですが、夫婦はどんなことがきっかけで夫婦喧嘩になるのでしょうか?
こちらでは、その原因やきっかけとしてかんがえられるケースをご紹介します。
1. 生活習慣の違い
お互いに育った環境が違うため、一緒に暮らすと生活習慣の違いが出るのは仕方ありません。
たとえ小さなことでも、積み重なると大きなストレスに。そんなとき、お互いの価値観をすり合わせて歩み寄れると良いでしょう。
以下は、喧嘩になりやすい具体例です。心当たりがないかチェックしてみてください。
~喧嘩になりやすい生活習慣の違い~
- 服が脱ぎっぱなし
- 部屋の電気の消し忘れ
- トイレ使用後に便座やフタが上がったまま
2. 家事の仕方や分担
近年では共働き家庭が一般的になりつつありますが、「家事は女性がするもの」と考える男性や、帰る時間が遅くて家事・育児に協力する時間のない男性が多いのも事実です。
こういった状況は女性への負担が大きくなり、不満やストレスを募らせる原因となります。
また、どちらかに一人暮らしの経験がある場合も意見に違いが生じてこじれやすくなるでしょう。
以下に、価値観の違いが出やすい家事の例を挙げてみます。
~価値観の違いが出やすい家事の例~
- ゴミの捨て方
- 洗濯物の干し方
- 掃除の仕方
- 子どもが体調不良の際は「妻が仕事を休む」といった考え方
3. 金銭感覚の違い
家族になると、金銭感覚は重要なポイントです。
もし努力して節約しているのにパートナーのお金の使い方が大雑把だと、ついつい文句を言いたくなりますよね。
金銭感覚に違いがあっても、お金を使う優先順位について意見のすり合わせは必要となるでしょう。
4. コミュニケーション不足
仕事・家事・育児に追われると、コミュニケーション不足になりがちです。時間にも気持ちにも余裕がなくなり、ちょっとした言い方にイライラして喧嘩に発展しやすくなります。
毎日一緒に暮らす親密な関係とはいえ、お互いを尊重して配慮した言葉遣いを心掛けましょう。
また、結婚記念日や誕生日を忘れることも夫婦喧嘩の原因の一つ。特別な日をうっかり忘れると、パートナーを悲しませるだけではなく失望される可能性もあります。
5. 子育ての方針の違い
お互いに育った環境が違うからこそ、しつけや教育の考え方にも差が出るでしょう。
中には子どもに対する愛情が深くて熱心なために、意見が衝突して対立する場合もあります。
定期的に子育てについて対話し、お互いの意見をすり合わせながら中立的な意見も取り入れるのが良いでしょう。何よりも、子どもの幸せを第一に考えることが大切です。
夫婦喧嘩で炎上しやすいNG行動
夫婦喧嘩がエスカレートし、後悔した経験はありませんか?
こちらでは、夫婦喧嘩で避けておきたいNGな行動について詳しくご紹介します。
原因を追究する
喧嘩が終わっても原因を追及するのはよくありません。非や責任の判断が難しく、追究しても解決しない場合が多いためです。
相手のちょっとした言動がきっかけでも、蓄積された不満が影響しているかもしれません。こうした原因を追究して自分を正当化すると、相手を追い詰め、感情の逆なでにつながる可能性も。
重要なのは、「なぜそう思ったのか」など感情に焦点を当てた対話で、お互いの気持ちを理解しようと心がけること。建設的な対話ができれば解決策も出せるでしょう。
過去の話にさかのぼる
過去の話を持ち出すと感情的になり、現在の問題から焦点が外れて余計に解決しづらくなります。
それに過去の話に触れると、「前も言ったのにわかっていない」と怒りが蘇ったり、相手を刺激してさらに反論されたりすることもあります。
過去に関する問題は、喧嘩が収まって冷静になってからタイミングを見て話し合いましょう。
感情的に「離婚」や「別居」を口に出す
感情的になって離婚・別居を口にすると、相手との関係に大きなダメージを与えます。
本当に離婚・別居に発展する可能性もあるため、その場の感情で言うのは絶対に避けましょう。相手を非難する言い方ではなく、「私はこう思う」と自分を主語にして気持ちを伝えるのがベターですよ。
仲直りの対処法5選
夫婦喧嘩をしてしまってから、すぐに仲直りはできますか?できる限り早い段階で、平穏な家族の日常に戻りたいところですよね。
こちらでは、夫婦がすぐに仲直りするための対処法やポイントをご紹介します。
① 時間を置く
お互いに感情的な場合、冷静になるまで一旦時間を置くのも有効な方法です。
一人の時間を作り、自分や相手の言動を客観的に振り返ると良いでしょう。
ただし、あまりに冷却期間が長くなると仲直りしづらくなるため、早いうちにきちんと話し合うのがおすすめです。
② 素直に謝る
自分が悪かったと思えるのなら、意地をはらずに素直に謝るのが一番です。
気まずい場合はメールや手紙などで伝えましょう。また、パートナーから謝ってきた場合はそれをきちんと受け入れることも大切です。
早めに謝れるほど、早くに仲直りができますよ。
③ 普段通りに接する
「おはよう」などの挨拶がきっかけになって、自然に仲直りができる夫婦もじつは多くいます。
あえて普段通りに接することが、日常に戻りやすくなるポイント。
まずは挨拶後の相手の反応をそれとなく伺ってみましょう。
④ 一緒においしい食事をする
一緒においしい食事をすることは、信頼関係の構築に効果的です。
パートナーの好きな料理を作ったり買ってきたり、あるいは外食に誘ってみるのもおすすめ。
一緒に食べているうちにピリピリとした空気が薄れ、仲直りのきっかけになるでしょう。
⑤ スキンシップ
スキンシップは、言葉で伝えるよりも大きな効果があります。
相手の反応を確認しつつ、「ごめんね」などの言葉と一緒に手を握ったり、ハグしたりするのも良いでしょう。
スキンシップだけでなく、きちんと気持ちを伝えることがポイントです。
日頃からのコミュニケーションを大切に
毎日一緒に生活していると、多少の喧嘩はあるものです。
そんなときに大切なのは、一方の意見を通すのではなく、お互いに歩み寄る意識を持つことです。
考え方に違いがあっても受け入れて柔軟になる気持ちがあれば、お互いの成長にも繋がることでしょう。
喧嘩をしたとしても、必要以上にダメージを受けない絆のある夫婦になって年を重ねていきたいですね。