11月5日は「いいご縁」の語呂に合わせて、「縁結びの日」といわれていることをご存じですか?
素敵な恋人と過ごすクリスマスに憧れる人は少なくありません。しかし、なかなか良縁に恵まれない人も多くいるのが世の常…恋愛の悩みを抱えている方は、今のうちに縁結び神社で良縁を引き寄せてみてはいかがでしょうか!
この記事では、縁結びによいといわれる日本三大縁結び神社を紹介します。神社参拝のマナーも併せてみていきましょう。
目次
日本の三大縁結び神社とは?
縁結び神社は、日本に数多くあります。中でも日本三大縁結び神社といわれる、八坂神社・出雲大社・氣多大社はおすすめのスポットです。
この3つの神社を、以下で簡単にご紹介します。
八坂神社(京都府)
八坂神社は平安京遷都より前から鎮座する神社。素戔嗚尊(すさのをのみこと)が主祭神で、境内には数多くの神様が祀られており、人々から「祇園さん」と呼ばれ、長く親しまれています。
本殿・社殿・建物は国宝・重要文化財に指定されていることでも有名。
そして何より八坂神社は「縁結び神社」として人気が高く、特に本殿西側の大国主社にご利益があるといわれています。
ハート形の絵馬に願いを書いて奉納するのがおすすめですよ。
出雲大社(島根県)
出雲大社は日本を代表する縁結び神社であり、「だいこくさま」として慕われ、多くの地域で祀られている大国主大神(おおくにぬしのみこと)が御祭神です。
大国主大神は、目に見えない縁を結んでくれることで知られており、出雲大社・美保神社・八重垣神社を巡る「出雲良縁三社巡り」も人気です。
また、出雲大社ではしめなわにお賽銭を投げ入れることがNG。神様に対して失礼にあたる行為としてタブーとなっているため、お参りの際は注意をしましょう。
そしてお守り同様に強力な霊力を兼ね備える、絹の素材で作られた「縁結びの糸」は人気グッズの一つです。
氣多大社(石川県)
石川県に鎮座する氣多大社は、2000年以上の歴史をもった神社。その名の通り「氣」が多く集まる神社といわれており、縁結びの神である大国主神は「日本史上最強の恋愛神」とも呼ばれているのだとか。
日本で唯一とされる、縁結び専用の祈願所「気麗むすびどころ」があることも魅力の一つです。
また、毎月1日に開催される「ついたち結び」という行事には、多くの女性が祈りを捧げに訪れるのだそう。お守りも種類が豊富で、全国から多くの人が参拝しにくる神社です。
神社の正しい参拝方法とマナー
神様は参拝者のことをしっかりみているため、願い事があるのならば特にマナーを守って参拝することが大切です。
まずは神社への正しい参拝方法とマナーをみていきましょう。
神社参拝時の服装
神社を訪れるときは、神様に失礼のない服装が基本です。あまりに露出の多い服装、短パンやジャージといった軽装は相応しくありません。
御祈祷を受けるなどで社殿にあがる場合、男性はジャケット&ネクタイ、女性はスーツやフォーマルワンピースを選ぶようにしましょう。
鳥居をくぐって境内へ
鳥居は、神様がいる神域と人間が住む俗界の境界と考えられています。神様が住む敷地に立ち入ることになるため、入る前には必ず挨拶をしましょう。
正面ではなく左右どちらかに立ち止まって一礼をし、鳥居をくぐって境内にすすみます。鳥居は身体を浄化する役割もあるため、必ずくぐりましょう。
また、境内に続く参道の中央は神様の通り道なので、参道の中央は避けて歩きます。
参拝後も、鳥居をくぐって帰るようにしましょう。
拝礼
神社参拝時の一般的な作法は下記のとおりです。
- 一礼し、一歩前にでて鈴を鳴らす
- お賽銭を入れる
- 神前にすすみ姿勢を正す
- 深いお辞儀を2度行い、胸の高さで両手を合わせて右の指先を下に少しずらす
- 手を2回打ち、指先をそろえて願い事や感謝の気持ちを伝える
- 手をおろし、最後にもう一度お辞儀をする
「二拝二拍手一拝」が基本になります。
ただし神社によって参拝作法が異なるケースがあるため、神社に掲示がないか確認をするとよいでしょう。
縁結びのお参りで押さえておきたいポイント
神社参拝の前に、「○月○日にお伺いします」と心の中で唱えることで、神様にアポイントメントを取ってみましょう。
そして当日は、神社の入口で自分の住所、氏名、年齢、お願い事、さらにはご縁を結びたいお相手がいる場合はその方の名前と生年月日などの情報も伝え、どうなりたいかをきちんと伝えると効果的です。
神社に参拝するときのNG行為は?
神社では、やってはいけないことがいくつかあります。
参拝の前に、知っておいてほしい神社でのNG行為をみていきましょう。
「穢れ」を持ち込む
神社は神聖な場所であり、穢れ(けがれ)を忌み嫌う場所です。
穢れ=気枯れともいわれ、気持ちが枯れて疲れているときに無理な参拝をするよりも、心身の休養を優先すべきという意味があります。そのため、体調が悪いときなどは避けましょう。
また、清浄を保つという意味もあり、動物を連れ込むことを禁止している神社も多数あります。ペット連れで参拝したい場合、事前に確認をしましょう。
金属・宝飾品を身に着ける
大昔、神職につく際は裸になって川に入り、身を清めていました。そのため参拝時には、余計なものを身に着けないほうがよいとされています。
できるだけシンプルな装いの参拝を意識し、サングラスやアクセサリーなどはカバンの中にしまうなど、神様から見えないよう工夫をしましょう。
殺生を連想させるアニマル柄や、レザー製品・毛皮なども避けてください。
ご神体の写真を撮る
神様の分身にあたるご神体の撮影は、マナー違反です。自分の姿を許可もなく撮影されたら、誰しも嫌な気持ちになるのと同様です。
もしもご神体が祀られる「社殿」を写したいという場合、側面からの撮影や遠くからの撮影など、神様を尊重している姿勢を示すことが望ましいでしょう。
「ながら」参拝
スマホをみながら・音楽をききながらなど、「ながら」参拝はおすすめしません。
せっかくお願い事をするために神社に訪れたのなら、神聖なパワーを存分に取り込むような気持ちで訪れるとよいでしょう。
また、せわしなく参拝だけして帰るよりも、のんびりと散策するくらいの余裕をもって訪れるのがおすすめです。
縁結び神社で良縁をお願いしよう!
神社の参拝時には、それぞれの神社で作法がいくつかあります。せっかく縁結びで有名な神社で願い事をしても、マナー違反をしていては神様も気持ちよく願いを聞き入れてくれないかもしれませんよ。
神社では神様への敬意を常に忘れずに、マナーを守った参拝で、クリスマスに向けた素敵な良縁を効果的に引き寄せましょう!