男性の方で、「化粧水や日焼け止めを塗ると肌がヒリヒリする」「スキンケアをしているはずなのに効果を実感できない」といったお悩みはありませんか?
今回は、敏感肌が気になる男性に向けて「敏感肌とは何か」「敏感肌の原因」「スキンケアの方法」についてご紹介したいと思います。
正しいメンズスキンケアの知識を身につけて、清潔感のあるモテ肌になりましょう!
目次
女性よりも多い?男性の肌荒れの原因とは?
実は男性は、女性に比べて抗酸化力が弱いといわれており、酸化ストレスの影響を受けやすいことから敏感肌の人が多い傾向なのだそう。
この敏感肌とは、肌が乾燥して外部の刺激に敏感になっている状態を指します。
本来、角質層や皮膚の表面には皮脂などの「肌を守るバリア機能」があるのですが、角質層の成分バランスが乱れると、肌のバリア機能が弱まってしまうのです。
では、男性の敏感肌にはどんな原因が考えられるのでしょうか。正しく理解して、肌質改善につなげていきましょう。
原因①「乾燥」
男性の敏感肌は、肌の水分不足、すなわち肌の乾燥がかなり影響しています。肌が乾燥すると肌のバリア機能が低下してしまうためです。
- 秋の終わりや冬場の大気の乾燥
- 夏の冷房や冬の暖房による室内の乾燥
- ターンオーバー(肌の生まれ変わり)を整えるビタミンB群の不足
など、乾燥の要因はさまざまです。
こうした肌の乾燥を防ぐためには、たとえばエアコンをつける際に加湿器も一緒につけることをおすすめします。
また、バランスのよい食事や適切な睡眠をとることもしっかり意識しましょう。
原因②「加齢」
人間の肌は、年齢を重ねるごとに肌の表皮や真皮が薄くなっていきます。そのため、肌のハリを支える成分のコラーゲンや紫外線からのダメージを軽減するメラニン細胞が減っていき、敏感肌になりやすいのです。
紫外線による肌へのダメージは大きく年々蓄積されやすいため、男性であっても日焼け止めを塗る習慣を早いうちからつけておきましょう。
原因③「間違ったスキンケア」
間違ったスキンケアを続けていると肌へのダメージが蓄積され、肌荒れが治りにくくなったり、ひどいニキビができやすくなったりします。
そこで、間違ったスキンケアの代表例を3点挙げてみます。
1点目は、化粧水を使うタイミングの悪さです。
肌が清潔ではない昼や夕方に化粧水を使用すると、菌が繁殖しやすく逆効果になってしまいます。洗顔後や入浴直後などの清潔な状態で化粧水を塗るようにしましょう。
2点目は、ごしごしとこするような乱暴な洗顔です。
このような洗顔をすると確実に角質層を傷め、乾燥につながります。また、シミやシワなどの肌トラブルの原因にもなります。
最後は、日焼け止めを塗らないことです。
先述したとおり、紫外線が与える肌へのダメージは深刻です。日差しが強い夏季だけではなく、冬や曇りの日でも外出時には必ず日焼け止めを塗るようにしましょう。
メンズスキンケア初心者が気をつけるべき5つのポイント
ここでは、敏感肌の男性がスキンケアをする上で気をつけるべきポイントを5つご紹介します。
初心者にとってはどれも意識しないと気づけない上に、場合によっては肌荒れに直結してしまうかもしれないポイントでもあるのでぜひ頭に入れておいてください。
1. 髭剃りは電動シェーバーを使う
シェービングを毎日の習慣にしている方も多いと思いますが、実はシェービングは想像以上に肌へのダメージがあります。
少しでもダメージを減らすには、T字カミソリよりも電動シェーバーがおすすめ。T字カミソリは刃がむき出しになっているため、肌へのダメージが大きく、出血のリスクもあります。その点電動シェーバーは肌への負担が少なく深剃りの危険もありません。
また、シェービング後につけるさっぱりとした専用化粧水、「アフターシェーブローション」を使うのもおすすめですよ。
2. ぬるま湯で洗顔する
入浴のついでに洗顔をする方も多いと思いますが、42度以上の高温のお湯で洗顔をすると、顔のバリア機能を持つ皮脂までも流れ落ちてしまい乾燥の原因につながります。
洗顔の際は洗顔料を用いてたっぷりの泡で優しく包むように洗い、38度前後のお湯で流すと肌への負担が少なくて済みますよ。
3. 低刺激性の洗顔料・化粧水・乳液を選ぶ
敏感肌の方は、肌への刺激が少ない洗顔料や化粧水、乳液を選ぶこともポイントです。
男性用の洗顔料によくあるメントール配合のものは清涼感があって心地よいのですが、肌にとっては刺激が強く、乾燥してしまう危険があります。
また、化粧水や乳液には成分同士を溶かす作用のあるアルコール、防腐剤としての効果があるパラベンなどが配合されていることも多いのですが、どちらもあまり肌によいものとはいえません。
肌荒れが気になる男性は、「アルコールフリー」「パラベンフリー」「無香料」「無着色」と記載されている肌に優しいタイプのものを選ぶようにしましょう。
4. 皮脂を取り過ぎない洗顔料を選ぶ
洗顔料には、顔の汚れを落とすための成分として「合成界面活性剤」か「脂肪酸石けん」のどちらかが配合されていることも多いようです。
敏感肌の方は汚れをしっかり落としつつ、潤いも保てる「脂肪酸石けん」配合の洗顔料がおすすめです。
ただし、脂肪酸石けんの中には洗浄力が高すぎる「ラウリン酸」が含まれているものもあるため、パッケージの裏をよく確認してから購入しましょう。
5. 保湿力の高い化粧水や乳液を使う
化粧水や乳液の主な使用目的は保湿です。敏感肌の方は、できるだけ保湿力が高いアイテムを選ぶようにしましょう。
中でも3大保湿成分と呼ばれる「コラーゲン」「セラミド」「ヒアルロン酸」が配合されたものがおすすめ。また、「アミノ酸」配合のものはNMF(天然保湿因子)という人の肌に元々備わる保湿機能へアプローチできます。
値段だけを見て安いものを購入するのではなく、値段が少々高くてもしっかりと自分の肌に合った効果のあるアイテムを選ぶことが肌質改善への近道です。
効果的なメンズスキンケアを習得してモテ肌になろう
敏感肌とは、肌の角質層の成分バランスが乱れて外部の刺激に敏感になっている状態のこと。男性が敏感肌になる原因は、乾燥や加齢、間違ったスキンケアなどが挙げられます。
まずは洗顔後や入浴直後など、肌がきれいな状態で自分に合った化粧水を毎日欠かさず浸透させていきましょう。
慣れてきたら化粧水だけでなく、洗顔料や乳液なども配合成分からしっかりとこだわり、気になる肌荒れを改善して美しく整ったモテ肌を目指しましょう!