恋人と過ごす時間が楽しく有意義であるほどに、別れはとても辛い経験です。乗り越えるためには随分時間がかかるという人も多いのではないでしょうか。
関係が終わったあとに心の整理をつけて新しいスタートを切るためには、自分の行動を見直すことも必要です。感情が揺れ動く中で、誤った行動をとってしまうとそれは心の回復を遅らせる原因ともなり得るため慎重に動きましょう。
そこで今回は、別れたあとにやってはいけない3つの行動について詳しくご紹介します。
目次
その1:連絡を取り続ける
別れた直後は、相手との連絡を断ち切ることが一番難しいかもしれません。心の中に未練や疑問、謝罪の気持ちが残っているとどうしても相手にメッセージを送りたくなるものです。しかし、この行動は双方にとって良い結果を生むことは少ないでしょう。
連絡を取り続ける行為は相手がした「別れ」という決断を尊重できていないことに等しいです。相手にも苦渋の決断をした理由や相応の気持ちがあるからこそ、まずはお互いに距離を置くべきなのではないでしょうか。感情の整理をつけ、冷静に考える時間を持つことが重要なはずです。
そして自分自身にとっても、連絡を取り続けることは感情の整理を遅らせる原因となります。メッセージを送ったり返信を待ったりすることで心が不安定になり、前に進むのが難しくなるためです。
「別れてからは一定期間相手との連絡を断つ」ということを意識すれば、自分の感情が次第に落ち着き、新たな一歩を踏み出す準備が整ってくるはずです。
元カレ・元カノとの連絡を断つ方法
連絡を断つことが難しい場合に試してほしい方法を3つお伝えします。
- 1つ目は、連絡先を削除すること。
スマートフォンやパソコンから相手の連絡先を一時的に削除することで、つい連絡を取ってしまう衝動を抑えられます。
- 2つ目は、友人や家族に協力を依頼すること。
連絡を取りたくなった時に支えてくれる友人や家族に頼ることで、感情的な衝動を抑えられますし、支えがいる安心感で孤独な気持ちも和らぎます。
- 3つ目は、日記をつけること。
感情や考えを紙に書き出すと、心の中の整理が進みます。日記をつけることは、自分の気持ちを冷静に見つめ直すきっかけにつながります。
その2:相手のSNSをチェックする
現代社会において、SNSは私たちの生活の一部となっています。別れたあとも、元恋人のSNSをチェックしてしまうのはよくあることかもしれません。しかしこの行動は自分自身を傷つける原因ともなります。
元恋人が楽しそうな投稿をしていたり、誰かと一緒に写っていたりするのを見ると自分だけが苦しんでいるような錯覚に陥りがちですが、まずは「SNSには表面的な情報しか載っていない」ということを理解しましょう。
写真や投稿は、必ずしもその人の本当の気持ちや状況を反映しているわけではありません。特に別れた直後は、お互いが前向きな姿を見せようとする傾向があります。
SNSに固執してしまうと、自分の気持ちが過去に引きずられていくいっぽうで前向きな気持ちを抱くのが難しくなります。新しいスタートを切るためには、過去を振り返るのではなく未来に目を向けることが必要です。
苦しい間はできるだけSNSから距離を置き、自分自身の生活に集中するほど心の回復につながりますよ。
SNSと距離を保つための方法
SNSから距離を置くための手っ取り早い策は、SNSアプリの削除をすることです。アプリは通常、端末から削除をしてもログイン情報さえ把握しておけばあとで問題なく復元させることが可能です。
しばらくの間、SNSアプリをスマートフォンから削除してアクセス制限を実行しましょう。これにより、無意識にSNSをチェックする習慣をなくせます。
また、なんとなくスマートフォンを手に取り、画面を眺めている人も多いのではないでしょうか。スマートフォンを見る時間が減るとデジタルデトックスにもなるので、気持ちに余裕が生まれて新たな趣味を見つけられる可能性も。
興味のあることや趣味が見つかれば、自然と別れを断ち切るポジティブな経験を増やしていけるでしょう。
その3:過去の思い出に浸り続ける
別れたあとに、過去の思い出に浸る行為は自然な感情の流れです。写真やメッセージを見返したり、思い出の場所を訪れたりすることで、一時的に気持ちが安らぐかもしれません。
しかし、この行動は長期的には自分を苦しめる原因となります。過去の思い出に浸り続けると心が過去に囚われ、新しい経験や人との出会いを受け入れづらくなるためです。
もしも過去を引きずったまま、新たに出会う人と元カレを比べてしまっては、それは当然相手にも失礼です。別れを受け入れるためには過去を振り返るのではなく、きちんと新しい未来に目を向けることこそが必要です。
たとえば新たな視点や経験を得るために趣味を見つけたり、旅行に行ったり、友人や家族との時間も大切にしましょう。
思い切って手放そう
過去の思い出を手放すことは、相手への未練を断ち切るための重要なステップです。
そして過去になった恋愛は自分を成長させてくれた貴重な経験でもあるので、感謝の気持ちを持って手放すと良いでしょう。
もし自分ではなんとなく捨てづらいような思い出の品があるのなら、仲の良い友人や家族などに頼んで代わりに捨ててもらうのも一つの手ですよ。
思い出の品や写真を整理して、自分の生活空間からきれいさっぱりと取り除くことで、心の中のスペースを新しい経験や感情で満たしていきましょう。
自分のために、別れを乗り越えて前へ進もう
別れたあとに連絡を取り続けること、相手のSNSをチェックすること、過去の思い出に浸り続けることは、どれも心の回復を遅らせる原因となります。自分を大切にし、新しい未来に目を向けるためにはこれらの行動を避けることが大切です。
別れを受け入れるのは簡単ではありませんが、自分自身のためにも冷静な判断を行い、前向きに新しい生活を始める準備をしましょう。
何より別れたあとの時間は自分自身を再発見し、成長する絶好の機会でもあります。この機会を最大限に活用し、より強く、より幸せな自分を築くためのステップを踏み出しませんか?