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恋愛脳とは?

恋愛脳とは、生活の中心が恋愛になっている人やその状態を指す言葉で、脳そのものを指す言葉ではありません。シンガーソングライターのナナヲアカリさんが歌う、TVアニメ「Engage Kiss」のEDテーマにもなった、発売日2022年8月の「恋愛脳」という曲は、歌詞に恋愛にどっぷりのめり込む女性の気持ちが詰まっています。恋愛以外のことが手につかないほど恋愛のことで頭がいっぱいな、恋愛脳の意味にぴったりと合う状態を歌っているでしょう。
恋愛脳は恋愛にのめり込みやすく恋愛に積極的な状態
恋愛脳は、恋愛に積極的でのめり込みやすい状態を意味します。学校や仕事、プライベートなどでも常に恋愛に結びつけて行動する人が多いでしょう。一目惚れしやすく、気になる人には積極的にアピールしたり、恋人がいる人は、どんなときでも無意識に恋人のことを考えてしまったりします。生活の中心が恋愛なので、他のことが手につかなかったりおろそかになったりする傾向もあるでしょう。また、恋愛が上手くいっていないと何をするにもやる気が出ず、全て悪い方向へいってしまうケースもあります。
恋愛脳の他に仕事脳と呼ばれる状態もある
恋愛脳の他に、仕事脳と呼ばれる状態もあります。恋愛のことばかり考えてしまう状態を指す恋愛脳に対して、仕事脳は仕事のことばかり考えてしまう状態を指します。どちらも、生活する上で特定の事柄が中心になっており、思考のバランスの悪さが共通しています。恋愛、もしくは仕事が思考のほとんどを占めているため、他のことがおろそかになる特徴があるでしょう。
恋愛脳は男性よりも女性の方がなりやすい
恋愛脳は、脳科学的に男性よりも女性の方がなりやすいといわれています。その理由には、感覚的情報を処理する右脳と、潜在的意識を処理する左脳をつないでいる「脳梁(のうりょう)」の太さが関係しています。男性よりも脳梁の繊維が太い女性は、感覚的情報と潜在的意識によって恋に落ちるので、恋愛脳になりやすいのです。
恋愛脳な人は同性から好かれにくい
恋愛脳な人は、どんなときでも恋愛が最優先なので、好きな人から誘われれば他の約束をすっぽかすこともあります。友達と一緒にいるときでも好きな相手からの電話や返信に夢中だったり、恋バナばかりしたりして、同性から面倒くさがられてしまうことがあるでしょう。また、恋愛脳な人は、失恋してもすぐに違う人を好きになる傾向があるので、友達からは「あれだけ好きだったはずなのにもう違う人のことが好きなんだ」と恋愛面の軽さに引かれるケースも少なくないようです。
恋愛脳な人の特徴

恋愛脳な人は、なんでも恋愛に結びつけて考えてしまう恋愛体質な人を指します。恋愛が上手くいっているときといっていないときで感情の起伏が激しく、情緒の不安定さから周りを振り回したり気を遣わせてしまったりすることがあります。恋愛が最優先なこと自体は悪いことではありませんが、正常な判断ができなくなって周囲に迷惑をかけることのないよう注意が必要でしょう。
恋愛中心の生活を送りがち
恋愛脳な人は、どんなときでもいい人がいないかアンテナを張っています。恋愛に対して積極的なので合コンや街コンなどにも多く参加して出会いを求める傾向があります。距離が遠くても時間が遅くても、恋愛につながりそうな誘いなら迷わずに参加する特徴があるでしょう。恋人がいる場合は、先約があったとしても恋人との時間を優先する一面があるため、人付き合いがおろそかになったり、恋人にも重すぎる愛情で負担をかけてしまったりするケースがあるようです。
好きな人が変わりやすかったり恋人が途切れなかったりする
恋愛脳な人は、熱しやすく冷めやすいので、一目惚れしてから付き合うまでにスピード感があります。また、失恋しても引きずったり落ち込んだりすることが少なく、次の出会いに気持ちを切り替えるのが早い傾向もあります。そのため、「前の彼氏と別れたばかりなのに、もう違う人と付き合っている」なんてこともあり、周囲から軽い人だと思われやすいでしょう。また、恋愛脳な人はストライクゾーンが広いので、男友達や塾の先生など、どんな人でも好きになるきっかけさえあれば恋に落ちる特徴があります。
恋愛のことで情緒が不安定になりやすい
恋愛脳な人は、恋愛の調子次第で情緒が大きく変化する特徴があります。恋愛が順調なときは、表情が明るく何に対しても前向きでやる気が感じられますが、恋愛が順調でないときは恋愛以外のあらゆることまでネガティブ思考になってしまうでしょう。恋愛脳な人は恋愛中心で生きているので、食事や仕事がままならなくなるほど落ち込んだり周囲に迷惑をかけたりなど、生活にも支障をきたす可能性があります。
恋愛や異性に求める理想が高く周囲からの見られ方を気にする
恋愛脳な人は、恋愛や異性に求める理想が高い特徴があります。映画やドラマで見られる恋愛やシチュエーションに憧れていて、理想に近い人を見つけるとあっという間に恋心が大きくなるでしょう。また、恋愛脳な人は、どんなときでも異性を恋愛の対象として意識しているので、男ウケのいい行動や容姿でいることに余念がありません。
恋愛脳な人が注意するべき行動

恋愛最優先で生活していると、プライベートや学校、仕事までおろそかになり、友達や同僚が離れていってしまう可能性があります。一緒にいてもいつも恋愛のことばかり考えていたり、恋愛で感情が大きく揺らぐあなたに気を遣ったりするのは、周りから面倒くさがられてしまっても無理もありません。恋愛のことで感情が不安定にならないためには、何かに没頭したり楽しんだりできる時間を意識的に作りましょう。たとえ恋愛がうまくいってなくても好きなことで気持ちが切り替えられることや、自分を必要としてくれる友達の存在に気付けるはずです。
恋愛に依存せず他に好きなことや没頭できることを探す
恋愛脳な人は恋愛に依存しやすいため、恋人との時間のために適当に仕事を済ませたり早く帰ったりしたりと、仕事に対しての責任感や向上心が損なわれやすい特徴があります。恋人以外の人との関係は二の次なので、職場や友達との人間関係が悪くなってしまうこともあるでしょう。恋愛に固執しないためには、好きなことや没頭できることを探す必要があります。面白そうだと感じたことにチャレンジして趣味を見つけたら、恋愛以外の時間を有意義に過ごせるでしょう。
恋愛のことで一喜一憂しすぎない
恋愛脳な人は、恋愛中心の生活を送っているので、恋愛のことで一喜一憂しすぎてしまいます。感情をコントロールできないことを自覚している場合もあれば、周囲の目を気にする余裕がない場合もあるでしょう。恋愛がうまくいかないと、この世の終わりぐらい気持ちが沈んでしまいがちですが、恋愛と恋愛以外は切り離して考えられるように強い意識を持つことが大切です。精神的に自立した生活を送る女性の方が、好きな人や恋人にも魅力的に映るはずです。
好きな人や恋人以外の人との時間も大切にする
恋愛脳な人は、好きな人や恋人ができると束縛したり依存したりしやすいでしょう。しかし、いつでも恋愛最優先で、友達との先約をキャンセルしたり自分の恋愛話ばかりしたりしていると、あなたには恋愛しか残らなくなってしまいます。あなたが人間関係をおざなりにすることで、より恋愛への執着心も高まってしまうのです。好きな人や恋人以外にも、あなたの寂しさを埋めてくれる存在は必ずいます。友達や家族など恋愛とは無関係な人と過ごす時間が充実すれば、恋愛への依存が和らいでいくでしょう。
恋愛脳な人は他の時間を充実させて度が超えないようにしよう

恋愛脳な人の中には、自分でも直したいけれど恋愛のことで思考がいっぱいになってしまう人もいるかもしれません。恋愛の調子によって、プライベートや学校、仕事にまで影響が出るのは、自分にとっても周りの人にとってもマイナスでしょう。感情が不安定になりすぎないためには、恋愛以外の時間を充実させる必要があります。また、好きな人のことを考えると前向きになったり、一緒にいないときの自分もイキイキと過ごせたりするような、素敵な恋愛をバランスよくできるといいでしょう。