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トラブルメーカーの意味とは

トラブルメーカーというと、問題やトラブルを引き起こす元になる人と思われることが多く、あまり近づきたくないイメージがあります。具体的にトラブルメーカーはどんな意味を持ち、どんな人なのか、その語源などについても詳しく見ていきましょう。
その人の周りでトラブルが起こりやすい人
トラブルメーカーとは、その人がいるとなぜか周りでトラブルが起こりやすい人をいいます。トラブルメーカーは、職場や仕事面だけではなく恋愛や友人との人間関係においても何かと問題が起きやすいため、周囲の人が、トラブルメーカーの人に近づきたがりません。「あの人は、トラブルメーカーだからあまり一緒にいない方がいい」と噂話をされてしまうこともあります。
英語のトラブルとメーカーを合わせた言葉
トラブルメーカーの語源は、英語のtroubleとmakerを合わせたものです。troubleは、問題や揉め事などの意味があり、makerは作る人という単語です。トラブルメーカー自身で意識的に問題や揉め事を作っているわけではありませんが、その人がいると周りの他人までトラブルに巻き込まれてしまう状況が多いため、自然と人と距離ができてしまうことも少なくありません。
トラブルメーカーの特徴

トラブルメーカーの特徴を見ていきましょう。自分ではトラブルメーカーだと気づいていない人も多いですが、「自分が何かやると失敗が多く謝罪ばかりしている」「なんとなく、また問題が起きるのではないかと考える癖がある」など、自分の周りでトラブルが起きやすいことを自覚している人もいます。
要領が悪い
トラブルメーカーは要領が悪いことが多く、仕事やスポーツ、友人との関係などすべてにおいて無駄が出たり遠回りしたりする傾向があります。たとえば、仕事の確認漏れで発注ミスがありキャンセルと再発注をする、ライブのチケットを取ろうと思ったらアプリのログインパスワードが分からなくて売り切れてしまったなど、要領が悪いため予定通りに物事が進まなくなり、予定自体を変えなければいけなくなることもよくあります。
同じミスを繰り返す
トラブルメーカーは、一度間違えたことを学ばないので、同じミスを繰り返すことが多いのが特徴です。トラブルが起きても自分のせいだという意識が低く、二度と同じミスをしないように学習しようという心理にならないので、以前と同じミスでトラブルや問題を発生させます。周りの人は「また同じミスで問題が起こった」と感じるため、だんだんとトラブルメーカーとは距離を置きたいと思うようになります。
集中力に欠ける
トラブルメーカーは、集中力に欠ける傾向があります。そのため、仕事で「問題やトラブルが起きる可能性があるかもしれない」と分かっていても集中して丁寧な対応ができないので、些細なことでミスを犯してしまいます。また、集中力がないため複数のことを同時におこなうことが難しく、トラブルに発展することも少なくありません。
落ち着きがない
トラブルメーカーは、落ち着きがありません。仕事でやるべきことをうっかり忘れてしまったり、ちょっとしたミスをしたときに適切に対処できなかったりするため、よけいにトラブルを大きくしてしまうことも。ちょっとしたミスなら大きなダメージはないですが、トラブルメーカーはより大きな問題に発展させてしまうため、周りにも迷惑をかけてしまいます。
トラブルメーカーの対処法

トラブルメーカーとは接しないことが一番ですが、仕事上どうしても一緒に業務に当たらなければいけないこともあるでしょう。トラブルメーカーの影響を極力受けないで済むおすすめの方法を紹介します。トラブルメーカー自身を変えるのは難しいですが、自分の接し方を変えることでストレスを大幅に減らすこともできるでしょう。
会社やパートなど仕事に関してのミスやトラブルはきちんと指摘する
トラブルメーカーと仕事で接しなければいけない場合、仕事に関してトラブルメーカーがミスを起こしたときには本人にきちんと伝えましょう。どんな理由で、どの程度のトラブルが起きたのかを自覚してもらうためです。どの点が問題だったのか分かれば、それも伝えると自分のやり方のどこが悪かったのか認識できるでしょう。
相手にあまり期待しない
トラブルメーカーは、気をつけていてもトラブルを引き起こしてしまう人です。あまり過大な期待をかけるのはやめましょう。期待をしなければ、トラブルメーカーがミスをしたときも、それほどダメージを受けたり腹を立てたりしなくて済みます。「あの人は、よく問題を起こす人だから」と最初から思っていると問題が起きても冷静に対処できます。
深い付き合いはしない
仕事以外の付き合いの中でトラブルメーカーがいるのであれば、深い付き合いをしないのが一番です。付き合いが浅ければ、トラブルメーカーが引き起こすトラブルに巻き込まれるリスクも減ります。一緒に遊んだり食事に行ったりするのは三回に一回にするなど、適度な距離感を持って付き合いましょう。
トラブルが起きやすい性格だと自覚してもらう
トラブルメーカーにそれとなく、自分がトラブルメーカーであることを自覚してもらうのもおすすめです。「なんかいつもあなたの周りでは問題が起きているね」「ほかの人がやると問題なく終わるんだけれど、なぜミスが出るのかな」など、ほかの人なら問題が起きないことをさりげなく伝えてみましょう。
友人やママ友など関係ない人に愚痴る
トラブルメーカーの起こす問題に巻き込まれてストレスを抱えているなら、トラブルメーカーとは関係のない友人に愚痴を聞いてもらいましょう。トラブルメーカーと関わりのある人に愚痴ると悪口をいっていると捉えられてしまうかもしれません。関係のない人にどれだけトラブルに巻き込まれて苦労したかを聞いてもらうだけでも少し心が軽くなります。
トラブルの原因を一緒に把握する
トラブルメーカーの人を手伝いたい、助けたいという思いがあるなら、トラブルの原因を一緒に考えてみましょう。なぜ、こうなったのかについて考えることで、自分の行動の何が悪かったのかを自覚できます。「次は、この部分をもっと慎重にやってみよう」と声をかけて、次回も一緒にサポートすれば、少しずつミスが減る可能性があります。
トラブルメーカーとは適度な距離を保とう

トラブルメーカーの近くにいると問題やトラブルに巻き込まれてしまうこともよくあります。なるべく関わりを持たないのが一番なので距離を保って接するようにしましょう。ミスを犯したときには、本人に伝えて自覚してもらうことも大切です。どうしても耐えられないときは、別の友人に愚痴を聞いてもらうのもよいでしょう。