美容室に行くと、日常とは少し違った特殊な空気に包まれると感じることはありませんか?
オシャレな美容師さんと鏡越しに目が合う、髪に触れられる、柔らかい口調で会話が続く――そんな時間の中で、「もしかして脈あり?」と思わずドキッとする瞬間も少なからずあるでしょう。
そこで今回は、美容師さんとの会話から探る脈ありサインを3つに分けて整理しました。
自分はあくまでも「お客様」なのかというモヤモヤを解消し、美容室の時間を心行くまで楽しむためのヒントにお役立てださい。
目次
脈ありサイン①会話がプライベートに深く入り込む
美容師さんとの会話は、基本的に「誰とでも話しやすい無難な話題」から始まります。天気、最近のニュース、流行のドラマや音楽。これらはお客さんが安心して答えやすい導入です。
しかし、その範囲を超えて趣味や仕事、旅行の話など「あなた自身のライフスタイル」に関わる質問が増える場合はより深い興味を持たれている可能性があります。
さらに、美容師さんが自分の体験を重ねて話してくれるなら「距離を縮めたい」という意識の表れかもしれません。
接客としての会話はお客さん主体になりがちですが、お互いのプライベートを共有するのは一歩踏み込んだ関係を意味します。
単なる接客の可能性も視野に
「話が盛り上がった=脈あり」と即断するのは危険。会話を広げて共通点を探すのは、接客の基本テクニックでもあるからです。
なかなか見極めるのは難しいですが、例えばほかのお客さんには口にしないような本音をポロっと喋ったり、恋愛に関する話題がやたら多かったりしたら、良い傾向といえます。
脈ありサイン②来店後も積極的につながろうとする
美容師さんとの関わりは本来「お店の中」で完結するものです。つまり、施術後や次回来店までの間にアプローチがあるかどうかが大きな判断材料になるでしょう。
また、次回の予約をただの業務連絡として確認するのではなく、「また○○さんに会えるのが楽しみです」といった個人的なニュアンスを添えるのも脈ありのサインに近いです。
予約後も連絡が続いてる?
予約の連絡以外でLINEやSNSを通じて連絡が来る場合、特別な存在になっている可能性があります。
こちらからの投稿に毎回反応してくれる、プライベートな話題を振ってくれるなども好意を物語っているでしょう。
来店後も続くやりとりは、「お客さん以上の存在」として意識しているからこそかもしれません。
脈ありサイン③自分だけに見せる特別感がある
美容室では誰に対しても笑顔で接するのが基本。だからこそ「自分にだけ違う対応をしているかどうか」が脈ありを見極めるポイントになります。
例えば、ほかのお客さんにはしていないような個別のサービスや気配りはどうでしょうか。
シャンプーのときに「力加減どうですか?」と丁寧に確認するのは普通ですが、「今日も頑張ったでしょ?肩ほぐしてあげますね」など特別対応のようなサービスが続くなら、ただのお客様以上の好意の可能性が高まります。
会話のトーンや表情にも注目
もちろん、美容師さんはリピーターを増やすために個別対応を工夫することもあります。
どんなに忙しいときも、隙があると冗談を言って笑わせようとしてくれるなど、「ほかのお客さんとは違う」と感じる瞬間があるならそれは特別なサインかもしれません。
「また来てほしい」以上に、「もっと自分を知ってほしい」と感じさせる会話や行動があるかどうかも見極めのカギです。
勘違いしやすい美容師の「思わせぶり」行動といえば?
脈ありに見えても実は「接客上の振る舞い」というケースも多く存在します。ここでは、特に勘違いしやすい代表的な言動について紹介します。
褒め言葉が多い
「髪質きれいですね」「笑顔が素敵ですね」などの褒め言葉は、距離を縮めて緊張状態からリラックスさせるための“アイスブレイク”の手法としても有名です。
普段言われないような嬉しい言葉を耳にしても、必ずしもそれが恋愛感情の表れと思わないのが無難です。
距離感が近い
シャンプーやカットの際、物理的に距離が近くなるのは仕事上の特性です。鏡越しに目を見て会話するのも信頼感を演出するためのテクニックであり、個別の好意とは限りません。
「よかったらインスタも見てください」なんて声掛けも「仲良くなりたいのかな?」と期待したくなるかもしれませんが、実際には集客やブランディングの一環であることが大半。フォローやメッセージのやりとりが即“脈あり”にならない点に注意しましょう。
判断を誤らないための脈ありセルフチェック
「接客としての好意」と「個人的な好意」について、結局どう区別すればよいのかわからないと悩む方もいるでしょう。
そこで役立つのが、下記で述べる会話や行動から“距離感”を見極める視点です。
① 親密な質問があるか
プライベートな話題の中でも、さらに一歩踏み込んだ「親密な質問」がありますか?
これが出るかどうかが重要なサインに。例えば恋人の有無や好きなタイプについても深く踏み込もうとしているなら、個人的な興味の可能性が高まるでしょう。
② 双方向性があるか
こちらの話を聞くだけでなく、美容師さん自身もプライベートなことを語ってくれますか?
他者から見てもお互いに心を開いている関係性に映るなら、ただのお客さん以上にあなたのことを見ているといえるでしょう。
③ 継続性があるか
会話や好意的な態度がその場限りで終わらず、来店後も続いていますか?
SNSでのやりとりや日常的なメッセージが積み重なると、距離感は確実に縮まっていきます。
この3点をチェックすることで、ある程度は勘違いを防ぎつつ冷静に判断できるはず。美容師さんの優しさに惑わされないためには、きちんと線引きを意識することも大切です。
期待は現実的に見極めてオシャレを楽しもう
美容室は、リラックスしながらより魅力的な自分になれる特別な空間です。
気になる美容師さんがいるのなら、今回ご紹介したようにプライベートな話題の深さや来店後のつながり、特別感の有無などをチェックしてみてください。
大切なのは、会話や態度をそのまま「恋愛」と結びつけず、距離感を冷静に見極める視点を持つこと。もし本当に脈があるなら、接客の枠を超えた行動が自然と積み重なっていきます。
まずはオシャレな自分になれるとっておきの場所として、期待しすぎない余裕を持ちましょう。