恋愛において、告白は一大イベントです。片思いの状態から抜け出すために、勇気を振り絞った経験がある方も多いのではないでしょうか。
しかし、どれだけ真剣な恋だったとしても成功するとは限りません。あるいは思わぬ人から告白をされて、断るための返事に困ったという方もいるでしょう。
なるべくお互いが傷つかないように、断る側も振られる側も、適切な対応を知っておきたいですよね。
そこで今回は、告白を断るときと振られたときのベストな返事・神対応についてご紹介します。ぜひ「もしものとき」に備えて、ご一読ください。
目次
告白を「断る」時にベストな返事はある?
告白をされて「迷惑だ」という感情が沸かないのであれば、大抵の場合はできるだけ今後も良好な関係を保ちたいと思うのではないでしょうか。せっかく仲良くしていたのに、気まずさから疎遠になってしまうのは辛いと感じる方もいるかもしれません。
もちろん、恋愛対象として見ていないのであれば曖昧な返事ではなくきちんと断るべきですが、やはり「傷つけたくない」という気持ちも少なからずあるでしょう。
そんなときは、断りの言葉に加えて、断る理由や素直な言葉をしっかりと伝える姿勢も大切です。
ここからは、相手を傷つけにくいおすすめの例文をご紹介します。
「気持ちを伝えてくれてありがとう。でも、今は恋愛を考えていないんだ」
まずは思いを届けてくれたことに、感謝の気持ちを伝えましょう。
告白をする自体が非常に勇気のいる行動なので、その思いを尊重する姿勢を見せるべきです。
それに加えて「今は恋愛を考えていない」などの理由を添えれば、「貴方のことが嫌いだから断るわけではないけれど、今は応えられない」と理解してもらえます。
ポイントは、あくまでも曖昧な返事は避けるという意識です。感謝の思いだけではなく、それを上回る説得力のある理由も必要なのです。
付き合う気がないのであれば、その思いが伝わる誠意のある言い方を心がけて、相手に期待を持たせないようにしましょう。
「あなたは素敵だと思うけど、好きな人がいるからごめん」
基本的には、本当にほかの誰かを好きな場合に使うのが望ましい言葉です。
やはり正直な理由は納得してもらいやすく、曖昧な返事をされるよりもはっきりと好きな人がいるとわかったほうが諦めもつきやすいでしょう。
ただし、はっきりと言い過ぎて「自分は迷惑な行動を取ってしまったのか…」などと相手の心を余計に傷つけることもないように、優しい言葉遣いや対応を意識してくださいね。
「恋人にはなれないけど、これからも友達として仲良くしたい」
断る際に前向きな言葉を添えるといった工夫をすれば、関係をこれまで通り良好に保てる場合もあります。
「友達に戻りたい」のような提案は、思いを告げた側からは通常言い出し辛いものなので、その一言で救われた気持ちになる方も多いのではないでしょうか。
少し残酷な言葉に感じたとしても、時が経てば振った相手が別の素敵なパートナーと結ばれることだってあるかもしれません。
これまでの関係を崩したくない場合には、積極的に伝えたい言葉のひとつでしょう。
自分が振られて困らせたくないときの神対応
ここでは自分の告白を断られたときに、相手を気まずくさせないような「神対応」についてご紹介します。
勇気を振り絞って臨んだ告白を断られたら、誰でも辛いもの。その悲しい結果を引きずって次の恋愛に踏み出せなくなったり、時には行き場の無い怒りを覚えたりする場合もあるでしょう。
しかし、振られたからと言って相手を責めるのは適切な対応とは言えません。今後も良好な関係を保つためには、振った側の気持ちも尊重し、受け入れる努力がきっと必要です。
「○○さんに出会えて毎日が楽しかったよ。ありがとう」
笑顔で感謝の気持ちを伝えると、相手に対してポジティブな印象を残せます。このような言葉であれば、あなたの誠実さや優しさもしっかりと受け取ってもらえるはず。
また、自分自身も自然と前向きな心を育てていけるようになるでしょう。
振られてしまっても今までの感謝を忘れずに、前向きな態度を保てるあなたは魅力的です。自分自身の気持ちを整理できるようになったら、次の恋に目を向ける準備を整えていきましょう。
「しょうがないよ。迷惑をかけたくないし、諦めるね」
断られた理由が「ほかに好きな人がいるから」だった場合、あっさりと身を引くようにしましょう。
実際に諦めるかどうかは状況や自分の気持ち次第ですが、これ以上困らせないためにもまずはその姿勢が大事です。そうすれば、相手に対しても大人の余裕を見せられますし、その後の関係の修復が楽になる可能性もあります。
諦めきれない恋でも、しつこいアプローチは相手の負担になります。取り繕うのは辛いことかもしれませんが、その努力はきっとどこかで報われる日がくるはずですよ。
振られてからも、普段通りに接する
特に共通の友達がいたり、学校や職場など同じ環境で過ごす必要があったりする場合、関係を円滑に保つことが重要です。
振られたあとでも変わらず普段通りに接するよう心がければ、相手に対して「心が広くて安心できる」と感じてもらえて、引き続きお互いの立場や関係を良好に維持していけるでしょう。
自分自身の感情をコントロールして、前向きに対応する力を養う訓練だと言い聞かせてみてはいかがでしょうか。そうすれば、相手へ抱いていた特別な感情を整理できるだけでなく、次の恋へも前向きに目を向けられるようになるかもしれませんよ。
相手の気持ちを尊重して、感謝も忘れずに
どんなに真剣な気持ちを告げたところで振られるパターンはいくつもありますし、振られて傷つくのも自然な流れです。その一方で、相手の気持ちに応えられず申し訳ないと感じたり、できる限り傷つけないように断りたいと思ったりもするでしょう。
関係を良好に保つためには、断る場合でも振られた場合でもその気持ちを尊重し、感謝の心も忘れずに対応することが大切です。
「もしものための一言」を事前に準備しておけば、その後の関係を崩さずにいられるかもしれませんので、ぜひ覚えておいてくださいね。