投稿者:千葉県在住 20代 女性
彼のプロフィールを見た時、「趣味がすごく合いそう」と思ったのを覚えています。
「映画鑑賞」「カフェ巡り」「旅行」。
どれも私が好きなものばかりで、
「この人とは話が盛り上がりそう」と感じ、メッセージを送ることにしました。
やり取りも順調で、返信のテンポもちょうどよく、
自然に初デートの約束まで決まりました。
せっかく趣味が同じならと、映画を観たあとにカフェへ行くプランに。
当日も第一印象は悪くなく、会話も穏やかな雰囲気で、
「今日は楽しい一日になりそう」と期待していました。
映画を観終わり、「どうだった?」と感想を聞くと、
「面白かったね。」
彼は笑顔でそう答えてくれました。
最初はそれだけでも十分だったのですが、
私が「この監督の作品、前にも観たことあります?」と聞くと、
「実はあまり詳しくなくて……。」
という返事。
少し意外でしたが、「最近映画を観るようになったのかな」と思い、
そのままカフェへ向かいました。
そこで今度は、
「普段はどんなカフェによく行くんですか?」
と聞いてみると、
「実は、カフェってほとんど行かないんですよ。」
と少し照れたように笑ったんです。
思わず、「あれ?」と思ってしまいました。
プロフィールにはカフェ巡りが趣味と書いてあったはず。
旅行の話をしてみても、「最近は全然行けてなくて」と会話は広がらず、
気付けばプロフィールに書かれていた趣味の話が、
一番盛り上がらないという不思議な状況になっていました。
もちろん、悪い人ではありませんでした。
むしろ穏やかで優しい人だったと思います。
だからこそ、「どうしてプロフィールに書いたんだろう」と少し不思議でした。
もしかすると、私との共通点を増やそうと思って書いてくれていたのかもしれません。
でも私は、その人が本当に好きなことを聞いてみたかったんです。
詳しくなくてもいいし、私と趣味が同じじゃなくてもいい。
ゲームでも釣りでもスポーツでも、その人が楽しそうに話してくれるものなら、
きっとその方が会話も弾んでいたと思います。
帰宅してからプロフィールを見返した時、「自分をよく見せよう」とするより、
「自分らしさ」を書くことの大切さを改めて感じました。
恋愛では共通点も大切ですが、それ以上に大切なのは、お互いをちゃんと知ろうとすること。
プロフィールは、相手に合わせるためのものではなく、
自分を知ってもらうためのものなんだと気付かされた初デートでした。




