【失敗談】”これから”だと思っていたのは、私だけでした

投稿者:埼玉県在住 20代 女性

彼とは、マッチングサービスで出会いました。
最初は何気ないメッセージのやり取りから始まった関係でしたが、
返信のペースが心地よく、気付けば毎日のように連絡を取るようになっていました。
趣味の話や仕事のこと、その日にあった出来事まで、
どんな話でも自然に続いて、「こんなに話が合う人がいるんだ」と思ったのを覚えています。

しばらくやり取りを続けたあと、実際に会うことになりました。
初対面は少し緊張しましたが、メッセージで感じていた印象そのままの人で、
一緒にいる時間はとても居心地がよかったです。
それから何度か食事に行ったり、休日に出かけたりするようになりました。
帰り際には「今日は楽しかったね」「また近いうちに会おう」と自然に次の約束が決まり、
そのたびに私は少しずつ彼に惹かれていきました。
恋人同士のような特別な言葉はなくても、このまま少しずつ距離が縮まっていくものだと信じていたんです。

でも、不思議なくらい関係は変わりませんでした。
何度会っても告白されることはなく、私も今の心地いい関係を壊すのが怖くて、
自分の気持ちを伝えられないまま時間だけが過ぎていきました。
「きっと焦らなくても大丈夫。」
そう自分に言い聞かせていたある日、彼から一本のメッセージが届きました。
「報告したいことがある。」
その言葉を見た瞬間、少しだけ期待してしまいました。
もしかしたら、私と同じ気持ちでいてくれたのかな。

そんな期待を抱きながらメッセージを開くと、そこに書かれていたのは、
「実は最近、お付き合いする人ができました。」
という一文でした。

頭の中が真っ白になりました。
私は”これから”だと思っていました。
でも彼は、その間に別の誰かとの未来を選んでいたんです。

何を返せばいいのか分からず、しばらく画面を見つめたあと、
「おめでとう。今までありがとう。」
とだけ返信しました。
あの時は平気なふりをしましたが、本当はすごく悲しかったです。
もっと早く自分の気持ちを伝えていたら何か変わっていたのか、それとも結果は同じだったのか。

今となっては分かりません。
恋愛は、好きになった順でも、一緒に過ごした時間の長さでも決まらないんですね。
タイミングや一歩踏み出す勇気、その少しの差で、
未来は大きく変わってしまうことがあるのだと知りました。

この恋は実りませんでしたが、あの経験があったからこそ、
「気持ちは伝えないと伝わらない」ということを学びました。
今でもあのメッセージを思い出すことがあります。
でも次に誰かを好きになった時は、「いつか」ではなく、
自分の気持ちをちゃんと伝えられる人でいたいと思っています。

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